2級電気工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)後期
4 問4

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年)後期 4 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

図に示すネットワーク工程表において、Dの作業日数が6日から10日に変更になった場合の、クリティカルパスの日数(所要工期)の変化として、正しいものはどれか。
ただし、◯内の数字はイベント番号、アルファベットは作業名、日数は所要日数を示す。
問題文の画像
  • 所要工期は1日増える。
  • 所要工期は2日増える。
  • 所要工期は3日増える。
  • 所要工期は4日増える。
  • 所要工期は変化しない。

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この過去問の解説 (2件)

01

ネットワーク工程表は、工事全体から見て各作業項目の関係がどのようになっているかを見て、あと何日余裕がある、いつまでに終わらせないとなど、現在の作業と次作業計画を全体的に見えるのに都合の良い工程表です。

 

・現状のクリティカルパスは、➀→③のB工程で7日掛かります。

・B工程から次に長い工程は、③→⑤のF工程ですが、F工程を始めるには、②→③のC工程が終わらなければ進めません。

➀から③までにかかる日数は9日間ですので、F工程が始められるのは、9日後です。

(B工程が終わってから2日待つことになります。)

・③→⑤のF工程は、3日掛かります。

・⑤→⑥のG工程は、4日掛かります。

・現在のクリティカルパスは、➀→③→⑤→⑥の工程で、9+3+4=16日です。

・一方、➀→②→④→⑥の工程は、11日ですが、D工程が10日に変更になったことで、15日かかることになります。

・以上から、現在のクリティカルパス16日は、D工程が10日になってもクリティカルのままで、16日のままです。

選択肢1. 所要工期は1日増える。

所要工程は、現在のままで、1日増えません。

選択肢2. 所要工期は2日増える。

所要工程は、現在のままで、2日増えません。

選択肢3. 所要工期は3日増える。

所要工程は、現在のままで、3日増えません。

選択肢4. 所要工期は4日増える。

所要工程は、現在のままで、4日増えません。

選択肢5. 所要工期は変化しない。

所要工程は、現在のままで、所要工期は変化しません。

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02

ネットワーク工程表のクリティカルパスとは最長経路のことで、所要日数が一番かかるのはどれくらいかを把握することでどれくらいの工期がかかるのかを把握するのに役立ちます。

・①→②→③→⑤→⑥→⑦21日

・①→②→③→⑥→⑦17日

・①→②→④→⑥→⑦16日

・①→③→⑥→⑦15日

・①→③→⑤→⑥→⑦19日

クリティカルパスは21日となります。

 

Dを6日→10日とした場合

・①→②→④→⑥→⑦16日+4日=20日

 

クリティカルパス21日から増えていないので現在のまま変わらないが答えとなります。

選択肢1. 所要工期は1日増える。

誤りとなります。

選択肢2. 所要工期は2日増える。

誤りとなります。

選択肢3. 所要工期は3日増える。

誤りとなります。

選択肢4. 所要工期は4日増える。

誤りとなります。

選択肢5. 所要工期は変化しない。

正となります。

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