2級電気工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)前期
問9 (1 問9)

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問題

2級電気工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年)前期 問9(1 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

事務所において、各室の基準面における推奨照度の値として、「日本産業規格(JIS)」の「屋内照明基準」上、誤っているものはどれか。
  • 事務室 ―――― 750 lx
  • 会議室 ―――― 500 lx
  • 応接室 ―――― 300 lx
  • 階段 ――――― 150 lx

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この過去問の解説 (2件)

01

JIS Z 9110 は、用途ごとに基準面(机上・床面など)の推奨照度を定めています。

室名選択肢の値JIS9110推奨照度判定
事務室750lx750lx(普通の事務作業)正しい
会議室500lx500lx正しい
応接室300lx500lx誤り
階段150lx150lx正しい

選択肢1. 事務室 ―――― 750 lx

事務室 750 lx は、VDT 作業や筆記・読み取りが混在する一般的な執務エリアの基準です。

選択肢2. 会議室 ―――― 500 lx

会議室 500 lx は、資料を見たり顔を合わせて議論するのに十分な明るさです。

選択肢3. 応接室 ―――― 300 lx

この問題は、誤っているものを選ぶ問題なので、この選択肢が正解です。

応接室は来客対応や資料閲覧を行う空間と位置づけられ、500 lx が推奨値です。

300 lx では暗く、表情や資料が見えにくくなります。

選択肢4. 階段 ――――― 150 lx

階段 150 lx は、安全に昇降できる最低限の明るさとして設定されています。

まとめ

JIS 推奨値を把握しておくと、設計や省エネ調整の際に照度を下げ過ぎないか確認できます。

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02

JISZ9110にて、用途ごとに適切な推奨照度(lx:ルクス)が定められています。

選択肢1. 事務室 ―――― 750 lx

正しい内容です。

事務室では、書類作成、パソコン作業、細かい作業が多いため、750lxが推奨されています。

選択肢3. 応接室 ―――― 300 lx

誤りです。

応接室のJISの推奨照度は、会議室と同じく500lxとなります。

選択肢4. 階段 ――――― 150 lx

正しい内容です。

まとめ

補足情報として、下記にJIS記載の基本的な照明要件を記載します。


 

基本的な照明要件その1(屋内作業)

領域,作業又は活動の種類 Ēm(lx)
ごく粗い視作業,短い訪問,倉庫100
作業のために連続的に使用しない所150
粗い視作業,継続的に作業する部屋(最低)200
やや精密な視作業300
普通の視作業500
やや精密な視作業750
精密な視作業1000
非常に精密な視作業1500
超精密な視作業2000

 

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