2級電気工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)後期
問17 (ユニットC 問7)
問題文
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問題
2級電気工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年)後期 問17(ユニットC 問7) (訂正依頼・報告はこちら)
- 断路器
- 架空地線
- 避雷器
- 放電クランプ
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題は、架空配電線路の雷害対策に使われる機器や設備について正しい理解があるかを問うものです。雷による電気的障害から設備を守るためには、適切な対策が必要です。
これは不適当な記述です。
断路器は、送電線や機器の点検・整備のときに電気を切り離すための開閉器であり、雷対策の機器ではありません。
電流の遮断機能はなく、主に安全のための絶縁を確保する装置です。
これは雷害対策に使われます。
架空地線は、送電線の上部に設けられ、落雷を直接受けて大地に電流を逃がす役割を果たします。
送電線自体が雷を受けないように保護します。
これも雷対策の代表的な装置です。
電線に異常な高電圧(雷サージ)が加わったときに、その電流を大地に逃がして機器を保護する役割があります。
これも雷対策として有効です。
架空配電線の絶縁碍子などの部分に取り付け、雷による過電圧を逃がす働きをします。
過電圧が生じたときに放電して、大きな破損を防ぎます。
断路器は雷対策ではなく、あくまで回路を切り離すための装置です。
他の選択肢は、雷から電線や設備を守る目的で使われるものです。
したがって、雷害対策として不適当なのは、断路器です。
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02
架空配電線路の雷害対策に用いる機器に関する問題です。
雷外時のように、配電線や接続機器を、いろいろな障害から保護・保安するために取付けられる機器です。
誤
通常時の保安のための機器です。
高圧配電線路では、電路の部分的捕集や増設時に、火災や事故が起きたときに、作業区間を配電線路から切り離す必要があり、必要箇所に区分開閉器(断路器)を設置し、これで切り離し・接続を行います。
この機器は短絡事故のような異常では開閉できません。
正
障害から保護・保安するための機器です。
架空地線は送電線の電線上方に線路と平行に張り、鉄塔ごとに設置された電線で、電線への直撃雷の防止が目的です。
電線との誘導作用で、逆フラッシュオーバ―を生じにくくします。
正
障害から保護・保安するための機器です。
雷サージ保護用として、区分開閉器・変圧器・ケーブルヘッドなどの設置箇所に取付けられます。
正
障害から保護・保安するための機器です。
架空電線が電撃を受けた場合、異常電圧を放電クランプからがいしベース金具の間で放電を行わせ、高圧がいしの破損や電線の断線事故を防止します。
簡単にまとめます。
・がいしを雷などの異常電圧からの保護。
・高圧架空電線路で、雷せん絡での断線防止。
・高圧がいし破損防止と電線断線事故防止。
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