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介護福祉士の過去問 第31回(平成30年度) 総合問題 問116

問題

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次の事例を読んで、問題について答えなさい。

〔事例〕
Fさん(78歳、男性)は、妻(75歳)と二人で暮らしていた。1か月前に脳出血(cerebral hemorrhage)で入院して、左半身の不全麻痺(ふぜんまひ)がある。立ち上がりや歩行に介助が必要なため、杖や手すりを使用した歩行訓練をして、杖歩行が可能になった。病院のソーシャルワーカーの勧めで、Fさんは介護保険の申請をして結果を待っていた。
ある日、「医師から退院の許可が出た」と、妻から介護支援専門員(ケアマネジャー)に連絡があった。
介護支援専門員(ケアマネジャー)は、「Fさんの退院後の在宅サービスを検討したいので病院に集まってほしい」と、在宅支援の関係者に会議への参加を依頼した。訪問介護員(ホームヘルパー)は、ケアプランの検討のために病院に行って、会議に参加した。会議には、主治医、病棟看護師、理学療法士も参加した。トイレで転ぶのではないかというFさんの心配について話し合った結果、トイレに手すりが必要だということになった。また、左足指に白癬(はくせん)(tinea)があり、薬が処方されていることも確認された。

訪問介護員(ホームヘルパー)が、自宅に戻ったFさんの皮膚疾患に関する日常生活上の留意点を妻に指導する内容として、最も適切なものを1つ選びなさい。
   1 .
からだを温める。
   2 .
足を乾燥させる。
   3 .
着衣や寝具は熱処理する。
   4 .
足にワセリンを塗る。
   5 .
処方された塗り薬は気がついたときに塗る。
( 介護福祉士国家試験 第31回(平成30年度) 総合問題 問116 )
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この過去問の解説 (3件)

44
1.×
 白癬の原因となる白癬菌は真菌(カビ)の一種で、高温多湿になると活性化するため、体を温めることは逆効果となってしまいます。
 
2.○
 白癬菌は、湿度70%以上及び温度15℃以上になると増殖します。
 高温多湿にならないよう留意し、しっかり乾燥させることが適切です。

3.×
 アイロンや乾燥機を用いて、着衣や寝具の熱処理をすることで、白癬菌を殺菌することができます。
 しかし、これは妻の家事負担を増やすことになってしまうため、不適切です。
 
4.×
 ワセリンを塗っても白癬を改善することはできないため、医師から処方された塗り薬を使用して、白癬菌の殺菌・消毒をすることが適切です。

5.×
 処方された塗り薬は、医師の指示に従い、適切なタイミングで正しく使用しなければなりません。

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12
1. 白癬は高温多湿を好むので、からだを温めると症状が悪化します。よって、間違いです。

2. 白癬は乾燥に弱いので、足を乾燥した状態にさせるのは大切です。よって、2が正解です。
 

3.熱処理で死滅するのは疥癬の場合です。
白癬菌は掃除と洗濯で大丈夫です。よって、3は間違いです。

4.白癬への対応は、乾燥させることが必要です。ワセリンは保湿効果があるので控えましょう。よって、4は間違いです。

5.処方された塗り薬は定期的に塗って治癒ができるようにする必要があります。よって、5は間違いです。

8
白癬菌が増殖する理由は、
①高温多湿な環境 
②足指の間が狭く湿度が高くなる
ことが主な理由です。

そのため、1・3は、白癬菌の増殖を促す結果となってしまうので不適切です。

4は足指の白癬に対しての対処ではないので、不適切です。

そのため、2が正解です。白癬は多湿な環境を好むため、足を乾燥させることは適切な対処になります。

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