介護福祉士の過去問
第25回(平成24年度)
総合問題 問118

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問題

介護福祉士国家試験 第25回(平成24年度) 総合問題 問118 (訂正依頼・報告はこちら)

次の事例を読んで、問題について答えなさい。
【事例】
L君(12歳、男性)は、6歳のとき、アスペルガー症候群と診断された。てんかんを合併しており、1か月に1回程度、身体の脱力発作が起こることがある。
現在は、アスペルガー症候群を理由に療育手帳を取得して、特別支援学校(小学校6年)に通学している。靴に強いこだわりがあり、靴が替わっていたり、玄関に置いてある位置がいつもと違ったりすると次の行動ができずに、スクールバスに乗り遅れてしまうことがある。学校では、興味のあることはよく友達と話をするが、話が終わらないこともあり、悪気はないのに失礼な発言をすることがある。教室の中が騒がしかったり、大きな音がすると耳を手でふさいでしまう。また、運動が大好きで、特に泳ぐことには積極的である。家では決まった場所で食事をして、決まった時間に決まったテレビを見て過ごしている。しかし、そのパターンが崩れると落ち着きがなくなる。

【問題】
L君の障害特性に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

アスペルガー症候群は認知・言語発達の遅れがないことが特徴的です。なので、1・2・5は間違いです。また、多動傾向もないので4も違います。

俗にいう、「空気がよめない」という場面が多く、相手の興味や話の流れを読み取る事が苦手で、自分の話を一方的に話してしまう事が特徴としてあげられます。


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02

正解は3です。

アスペルガー症候群は広汎性発達障害の一つです。

知的障害を伴わないものの、興味・関心の極端な偏りがみられ、コミュニケーション能力に問題があります。
自閉症スペクトラムに分類されるものの一種です。

知能は正常もしくはやや高いので、言葉や計算の遅れは認めません。

4,5はいずれも注意欠陥多動障害(ADHD)の特徴を示しています。

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03

正解は3です。

自分のことばかりを話すのは、アスペルガー症候群の特徴です。会話は可能ですが、相手の気持ちを理解したり、共感することが苦手です。

1.2.5.アスペルガー症候群の人の知能は正常なため、言葉の遅れや計算が出来ない、何度言っても忘れ物をするといったことはありません。

4.アスペルガー症候群に多動の症状はありません。

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