介護福祉士の過去問
第23回(平成22年度)
形態別介護技術 問111
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問題
介護福祉士国家試験 第23回(平成22年度) 形態別介護技術 問111 (訂正依頼・報告はこちら)
知的障害のある人の家族に対する支援として、最も適切なものを一つ選びなさい。
- 乳幼児期には、施設入所を勧める。
- 乳幼児期には、知的障害のある人の家族同士の情報交換を勧める。
- 学童期には、家族が家庭内で自傷行為に対処できるよう指導する。
- 学童期には、家族が児の療育・介護に専念できるよう指導する。
- 壮年期には、家族とのかかわりを中心とした生活ができるよう支援する。
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この過去問の解説 (3件)
01
知的障害があるからといって、特別な育て方が必要というわけでは必ずしもありません。一人一人の発達の状態や社会性などに配慮しながら、その時々において適切な支援を行うことが大切です。
乳幼児期はできるだけ家族と一緒の時間を確保し、愛情をいっぱいに受けて育つことが必要です。逆に壮年期になるまで子ども扱いをして家に閉じ込めることは、自立を妨げ良くありません。
家族は情報もなく孤立しがちですので、知的障害のある家族がいる人同士で情報交換を行うことは大変有意義です。また、問題が起こったときには素早く専門家に相談できる体制づくりも重要となります。
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02
<知的障害がある人のライフサイクルに応じた支援>
乳児期:まずは家族が障害を受け入れられるように支援します。
幼児期:保育園や幼稚園などの障害児の受け入れによる地域での生活の支援や、知的障害のある人の家族同士の情報交換などを支援します。
学童期:将来を見据えた援助が必要な時期になってきます。また、体の急激な成長に合わせた援助も必要になります。体も心も大きな変化がみられる時期なので家族で解決しようとせず、社会資源を利用できるよう支援します。
成人期:地域で生活を続けるための自立プログラムや福祉サービスの利用ができるよう支援します。例えば、進学、一般就職、福祉就労、デイサービスの利用などです。
壮年期:両親と死別した後のことを考え、自立した生活が送れるように、どこでどのように生活していくかを考え生活への適応を支援します。
老年期:地域で生活をし続けるために障害のある高齢者に対する社会サービスや支援を行います。
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03
2:○ 乳幼児期には、知的障害のある人の家族同士の情報交換を勧めることは適している。情報を交換することにより、親の安心にもつながる。
3:× 自傷行為は、家庭内で抱え込むことはよくない。専門家に相談するよう指導することが大切である
4:× 家族に負担を強いることになり適切とはいえない。
5:× 自立して生活ができるよう支援することが大切
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