介護福祉士の過去問
第28回(平成27年度)
総合問題 問118
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
介護福祉士国家試験 第28回(平成27年度) 総合問題 問118 (訂正依頼・報告はこちら)
次の事例を読んで、問題について答えなさい。
〔 事 例 〕
Aさん(70歳、女性)は、20年前に2型糖尿病(diabetes mellitus, type2)を発症して、8年前から血糖値の自己測定とインスリン(insulin)の自己注射を朝食前に行っている。4年前から変形性膝関節症(knee osteoarthritis)が悪化して車いすの生活となり、自宅での生活が少しずつ困難になった。要介護3と認定されて、2年前に介護老人福祉施設に入所した。入所後も、血糖値の自己測定とインスリン(insulin)の自己注射は介護福祉職の見守りのもとに行っていて、空腹時血糖値は120〜150mg/dl でコントロールされていた。ある日の夜中に数回にわたって下痢便が見られ、起床時には嘔吐し、腹痛と発熱が見られた。
Aさんに確認すると、2日前に知人と外出して貝を生で食べたことが分かった。その後も嘔吐、腹痛が止まらないので、ノロウイルス(Norovirus)の感染が疑われた。原因が分かるまでの間、施設内感染の対策で、Aさんの吐物を拭き取るときに用いるものとして、正しいものを1つ選びなさい。
〔 事 例 〕
Aさん(70歳、女性)は、20年前に2型糖尿病(diabetes mellitus, type2)を発症して、8年前から血糖値の自己測定とインスリン(insulin)の自己注射を朝食前に行っている。4年前から変形性膝関節症(knee osteoarthritis)が悪化して車いすの生活となり、自宅での生活が少しずつ困難になった。要介護3と認定されて、2年前に介護老人福祉施設に入所した。入所後も、血糖値の自己測定とインスリン(insulin)の自己注射は介護福祉職の見守りのもとに行っていて、空腹時血糖値は120〜150mg/dl でコントロールされていた。ある日の夜中に数回にわたって下痢便が見られ、起床時には嘔吐し、腹痛と発熱が見られた。
Aさんに確認すると、2日前に知人と外出して貝を生で食べたことが分かった。その後も嘔吐、腹痛が止まらないので、ノロウイルス(Norovirus)の感染が疑われた。原因が分かるまでの間、施設内感染の対策で、Aさんの吐物を拭き取るときに用いるものとして、正しいものを1つ選びなさい。
- ぬるま湯
- 消毒用エタノール溶液
- ベンザルコニウム塩化物溶液
- 次亜塩素酸ナトリウム溶液
- クロルヘキシジングルコン酸塩溶液
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
ノロウイルスは、アルコール消毒液や熱に強いという特徴があります。ノロウイルスによる嘔吐物や排泄物の処理には、次亜塩素酸ナトリウム溶液を使うことで効果があるといわれています。
家庭で使われる塩素系漂白剤で、成分に次亜塩素ナトリウムが含まれているものを水で薄めることでも作ることができる消毒液ですが、分量や使用上の取り扱いには注意が必要です。
参考になった数37
この解説の修正を提案する
02
ノロウィルスは感染力が強いため、発症者が出た場合には、正しい方法で感染を予防しなければなりません。
汚物処理には1000ppm以上の濃度の次亜塩素酸ナトリウムを使用します。
参考になった数14
この解説の修正を提案する
03
ノロウイルスは、アルコールなど色々な消毒薬剤に強い抵抗性があるので、塩素系の消毒剤、次亜塩素酸ナトリウムが効果的です。
加熱煮沸できるものは85℃以上で1分以上加熱で効果が見られます。
ノロウィルスは長期間排泄されるので、嘔吐物だけでなく便座やドアノブなども消毒する環境整備が必要です。
参考になった数11
この解説の修正を提案する
前の問題(問117)へ
第28回(平成27年度)問題一覧
次の問題(問119)へ