介護福祉士の過去問
第30回(平成29年度)
社会の理解 問12
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問題
介護福祉士国家試験 第30回(平成29年度) 社会の理解 問12 (訂正依頼・報告はこちら)
「障害者差別解消法」に基づく対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 車いすを使用している障害のある人がバスに乗車する時に、介助を依頼された乗務員が身体障害者手帳の提示を求めて、乗車を許可した。
- 聴覚に障害のある人が市の窓口に来た時に、窓口担当者が手話通訳者と一緒に来るように伝えた。
- 視覚に障害のある人がレストランに一人で入った時に、店員が介助者と一緒に来るように求めた。
- 知的障害のある人が市役所の会議に出席した時に、本人の申出に応じて、わかりやすい言葉で書いた資料を、主催者が用意した。
- 精神障害のある人がアパートの賃貸契約をする時に、不動産業者が医師の診断書の提出を求めた。
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この過去問の解説 (3件)
01
障害者差別解消法は平成25年6月に公布(平成28年4月から施行)された法律で、障害を理由とする差別の解消を推進することを目的としています。
4は知的障害者への合理的な配慮であり、適切です。
1.身体障害者手帳の提示を求めるのは差別にあたります。
2.手話通訳者と一緒に来ることを求めるのは差別にあたります。
3.介助者と一緒に来ることを求めるのは差別にあたります。
5.不動産業者が医師の診断書の提出を求めるのは差別にあたります。
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02
求めるという行動、表現は差別と捉えられることがあります。障害者差別解消法というのは、すべての人が生活しやすくするために配慮をすることです。
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03
障害者差別解消法はH.28年4月から施行されました。障害のある人もない人も互いにその人らしさを認め合いながら共に生きる社会を作ることを目指した法律です。
本人を無視して介助者等に話しかけたり、保護者や介助者が一緒にいないと店に入れないなど不当な差別的取扱いを禁止しています。
会社や店などの事業者に対しても、社会の中にあるバリアを取り除く対応(段差にスロープを使う等)に努める「合理的配慮の提供」も求められています。4は合理的配慮に当てはまります 。
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