介護福祉士の過去問
第31回(平成30年度)
介護過程 問64

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問題

介護福祉士国家試験 第31回(平成30年度) 介護過程 問64 (訂正依頼・報告はこちら)

介護計画を実施するときの留意点として、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 介護計画の遂行自体を目的にする。
  • 実施内容は個々の介護福祉職に任せる。
  • 介護福祉職の満足度を基に継続を判断する。
  • 介護計画の変更内容の説明は省略する。
  • 利用者の反応や変化を観察する。

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この過去問の解説 (3件)

01

介護計画を実施する場合の留意点は、介護をする相手である利用者さまのその時々で変わる、反応や変化【しぐさや顔色】をよく観察し、『いつもとは違う変化』に気づいていくことが大切です。

1介護計画は、その任務の遂行のみが目的ではないので不適切です。
2介護支援の内容が、担当する介護福祉職によって変わってしまうのは、不適切です。
3介護内容は利用者さまの満足度を優先するべきなので、これも不適切です。
4介護計画の内容を変更する場合は、
利用者さま・ご家族にきちんと説明し、納得していただいてから変更になるのでこれも不適切です。
5この選択肢が正解です。

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02

1.誤 目的の遂行ではなく、利用者の目的に対する反応や変化を観察することが重要であるため誤りです。

2.誤 実施内容は全ての介護福祉職が共通認識を持っている必要があるため誤りです。

3.誤 利用者の満足度を基にするため誤りです。

4.誤 利用者に説明し、同意を得たうえで変更内容の記録を残すため誤りです。

5.正 介護計画の目的は、利用者の反応や変化を観察することです。

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03

最も適切なものは5です。
介護計画は利用者様の状態や要望に沿って作られます。計画された実施がうまくいっているのかどうかを見るために利用者様の反応や変化は大切です。

他の選択肢については以下のとおりです。

1.誤りです。
介護計画による介護は、利用者様の日常生活の不便や困難を解消するためにあります。実施してみて、何か問題があれば当然改善が必要です。遂行はあくまで手段であって、最終的な目的ではありません。

2.誤りです。
計画自体は利用者様やそのご家族様とケアマネージャーが話し合いながら立てていきます。いくつかのサービス事業所を利用する場合は連携も必要になります。それぞれの介護福祉職に任せるべきものではありません。

3.誤りです。
介護福祉職の満足ではなく、利用者様の満足度を考えます。

4.誤りです。
変更内容の説明は必要です。

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