介護福祉士の過去問
第31回(平成30年度)
認知症の理解 問80
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問題
介護福祉士国家試験 第31回(平成30年度) 認知症の理解 問80 (訂正依頼・報告はこちら)
加齢による物忘れと比べたときの、認知症(dementia)による物忘れの特徴として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 見当識障害はない。
- 物忘れの自覚はない。
- 物忘れが進行しない。
- 日常生活に明らかな支障はない。
- 体験の一部分だけを思い出せない。
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この過去問の解説 (3件)
01
見当識障害は、認知症において多く見られる症状です。
現在の日時や季節がわからない、自分が今いる場所がわからない、目の前にいる相手が誰なのかわからない、といった症状が現れます。
2.○
加齢による物忘れでは、本人が忘れたことを自覚しており、ちょっとしたヒントで思い出すことができます。
しかし、認知症による物忘れの場合は、本人に忘れているという自覚がなく、ヒントがあっても思い出すことができません。
3.×
加齢による物忘れは、進行することはほとんどありませんが、認知症による物忘れは、少しずつ進行していきます。
4.×
加齢による物忘れでは、日常生活に支障をきたすことはありませんが、認知症による物忘れでは、日常生活における様々な場面で支障が出るようになります。
5.×
認知症による物忘れは、体験したこと自体を忘れてしまうため、体験のすべてを思い出すことができません。
(例:食事をしたばかりなのに、まだ食事をしていないと認識している等)
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02
2.正 認知症による物忘れには自覚がありません。
3.誤 認知症の進行に伴い、物忘れの度合いが大きくなるため誤りです。
4.誤 見守りが必要となり、生活に支障があるため誤りです。
5.誤 体験したこと自体を思い出せなくなるため誤りです。
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03
他の選択肢については以下のとおりです。
1.誤りです。
場所や時間、人といったものがわからなくなってきます。
3.誤りです。
進行します。
4.誤りです。
徐々に支障が出てきます。これまでできていたことができなくなってきます。
5.誤りです。
最近のこと、ついさっきのことがわからなくなり、次第にいろいろなことがわからなくなっていきます。
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