介護福祉士の過去問
第31回(平成30年度)
障害の理解 問95
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問題
介護福祉士国家試験 第31回(平成30年度) 障害の理解 問95 (訂正依頼・報告はこちら)
関節リウマチ(rheumatoid arthritis)の人の日常生活上の留意点として、適切なものを1つ選びなさい。
- いすは低いものを使う。
- 膝を曲げて寝る。
- かばんの持ち手を手で握る。
- ドアの取っ手は丸いものを使う。
- 身体を洗うときはループ付きタオルを使う。
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この過去問の解説 (3件)
01
低い椅子や座面が沈み込みやすい椅子(ソファ等)を使用すると、立ち上がる際にひじ掛けなどに手をついて体を支えることになり、手の関節に負担が掛かってしまうため不適切です。
2.×
膝を曲げた状態では膝関節に負担が掛かるため、不適切です。
関節に負担を掛けないよう、自然な状態で体を伸ばして寝る姿勢が適切です。
3.×
かばんの持ち手を手で握ることは、指の関節に負担が掛かるため不適切です。
かばんは、持ち手を前腕に掛けられるものやリュックサック等、手で握って持つ必要がないものを使用することが適切です。
4.×
ドアの取っ手が丸い場合、手でドアノブを握り、手首をひねって回さないと開けることができません。
この動作は指及び手首の関節に負担をかけるため不適切です。
レバーハンドルのように、手首をひねることなく開閉ができ、関節に負担がかからないものが適切です。
5.○
入浴の際にループ付きタオルを使うことは適切です。
タオルの端についているループ部分に腕を通して使用することで、タオルの端を握ることがなくなり、指の関節に負担をかけることなく体を洗うことができます。
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02
2.誤 関節を安静にすることが重要なため、膝を曲げて寝るのは不適切です。
3.誤 重いものを指先で持つと指や手首の負担がかかるため誤りです。
4.誤 丸いドアノブは回す際に指や手首の関節に負担がかかるため、誤りです。
5.正 ループ付きタオルを使うことで手指の負担が軽減できます。
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03
関節リウマチの症状が強くでるところは手指の変形、膝の痛みです。
ここから考えると
1と2は膝に負担がかかりますし、
3と4は手指の状況から難しいです。
よって、1、2、3、4は不適切です。
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