介護福祉士の過去問
第32回(令和元年度)
介護の基本 問25
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問題
介護福祉士国家試験 第32回(令和元年度) 介護の基本 問25 (訂正依頼・報告はこちら)
介護福祉職の倫理に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 介護の技術が伴わなくても、利用者の要望を最優先に実施した。
- 利用者が求めた医行為は、実施が可能である。
- 個人情報の取扱いについて、利用者に説明して同意を得た。
- 暴力をふるう利用者を自室から出られないようにした。
- 業務が忙しかったので、施設の廊下で職員同士の打合せを行った。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.利用者の要望に応えることは大切ですが、介護の技術が伴わない場合は利用者が安心、安全に暮らすことが難しくなるので適していません。
2.医療行為は利用者が求めていても介護福祉職ではできません。ただし、喀痰吸引、経管栄養は医師の指示のもと介護福祉士や一定の研修を修了した介護福祉職が行うことができます。
3.日本介護福祉士会倫理基準にも定められている倫理行為です。3が正解になります。
4.身体拘束で禁止されている行為です。
5.施設の廊下での打ち合わせは個人情報の漏洩になりますので行わないようにしましょう。
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02
介護の技術が伴わないまま実践すると事故に繋がる事もあるので危険です。
2.誤りです。
医療行為は利用者が求めても実施できません。
3.正解です。
個人情報の取り扱いはインフォームドコンセントであり説明を行い同意を得る事が大切です。
4.誤りです。
利用者を部屋から出られないようにする行為は身体拘束でもあり虐待です。
5.誤りです。
廊下での打ち合わせは個人情報の漏洩に繋がるので適しません。
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03
個人情報保護の観点から同意を得ることが必要です。
他の選択肢については以下のとおりです。
1.誤りです。
できないことを安請け合いしてしまうのは信用問題や事故につながります。
2.誤りです。
医師でなければ医療行為は行えません。また医師の指示のもと他の職種が行う医行為もそれぞれ一定の条件があります。
4.誤りです。
自室から出られないようにすることは人権侵害になります。
5.誤りです。プライバシー保護の観点から不適切です。
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