大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和4年度(2022年度)追・再試験
問66 (地理B(第1問) 問1)
問題文
大陸の東西では、同緯度帯でも気候が大きく異なることがある。次の表1は、図1中の線sとtの西端と東端における月降水量を示したものであり、後の選択肢は、線sの1月と7月、線tの1月と7月のいずれかである。線sの7月に該当するものを表1中の選択肢のうちから一つ選べ。
表1
(単位:mm)
気象庁の資料により作成。

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問題
大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和4年度(2022年度)追・再試験 問66(地理B(第1問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
大陸の東西では、同緯度帯でも気候が大きく異なることがある。次の表1は、図1中の線sとtの西端と東端における月降水量を示したものであり、後の選択肢は、線sの1月と7月、線tの1月と7月のいずれかである。線sの7月に該当するものを表1中の選択肢のうちから一つ選べ。
表1
(単位:mm)
気象庁の資料により作成。

- 西端:790.5 東端:281.3
- 西端:73.0 東端:96.0
- 西端:1.3 東端:93.8
- 西端:0.6 東端:13.9
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この過去問の解説 (1件)
01
インド周辺では夏(7月)になると南西モンスーンが吹き、西側のアラビア海沿いで非常に雨が多く、東側のベンガル湾沿いではそれより少ないが雨季に当たります。
この特徴に合うのは「西端 790.5 mm、東端 281.3 mm」です。
7月のインド西岸(ムンバイなど)は南西モンスーンが山脈にぶつかり豪雨となります。
東岸(コルカタ周辺)は同じ時期に雨季ですが、西岸ほどではありません。
数値の大小関係がモンスーンの典型的な分布と一致します。
両方とも雨が多くないため乾季の可能性が高いです。
7月のインドでは当てはまりません。
西岸がほぼ乾燥して東岸だけ雨という状況は、冬の季節風が吹く1月に近いパターンです。
夏の値としては不適切です。
両方とも極端に雨が少なく、これも冬の乾季を示す値です。
線sはインド南部を横切る線で、7月はモンスーンの影響で西側が特に雨量が増えます。
降水量の大小に注目すると、西が非常に多く東がそれより少ないパターンが一目で判断でき、最初の数値が正しいと分かります。
このように、地形と季節風の組み合わせを覚えておくと世界の雨の分布を推測しやすくなります。
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