大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和4年度(2022年度)追・再試験
問86 (地理B(第4問) 問3)
問題文
次の図中のJ~Lは、人口密度、外国生まれの人口の割合、第1次産業就業者割合のいずれかを示したものである。項目名とJ~Lとの正しい組合せを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

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問題
大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和4年度(2022年度)追・再試験 問86(地理B(第4問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
次の図中のJ~Lは、人口密度、外国生まれの人口の割合、第1次産業就業者割合のいずれかを示したものである。項目名とJ~Lとの正しい組合せを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

- 人口密度:J 外国生まれの人口の割合:K 第1次産業就業者割合:L
- 人口密度:J 外国生まれの人口の割合:L 第1次産業就業者割合:K
- 人口密度:K 外国生まれの人口の割合:J 第1次産業就業者割合:L
- 人口密度:K 外国生まれの人口の割合:L 第1次産業就業者割合:J
- 人口密度:L 外国生まれの人口の割合:J 第1次産業就業者割合:K
- 人口密度:L 外国生まれの人口の割合:K 第1次産業就業者割合:J
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題では、ヨーロッパ各国の地図をもとに、「人口密度」「外国生まれの人口割合」「第1次産業就業者割合」の3つの項目と、地図上のパターン(J~L)を正しく対応させる力が問われています。
不適切です。
不適切です。
適切です。
不適切です。
不適切です。
不適切です。
覚えておくべきポイント:
外国人比率が高い国:ドイツ・フランス・スイス・スウェーデン・イギリスなど
人口密度が高い国:オランダ・ベルギー・西ヨーロッパの都市部
第1次産業従事者が多い地域:バルカン半島など東南ヨーロッパ
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02
ヨーロッパの3つの指標を階級区分図で表現しています。ヨーロッパの自然環境や社会情勢等、多角的に分析をする必要があります。
Jはイギリス・スペイン・ドイツで高位を示し、東欧諸国で低位を示しています。移民を多く受け入れている西欧諸国で高位を示しています。Jは「外国生まれの人口の割合」が該当します。
Kは中央ヨーロッパ(フランス・ドイツ・イギリス)で高位を示し、北欧諸国で低位を示しています。人口密度は「人口÷面積」で求められるので、面積が比較的小さいが、人口が多い国では高い値を示します。また北欧諸国では山岳地帯がありその値は低位を示しています。Kは「人口密度」が該当します。
Lは東欧諸国で高位を示し、西欧諸国で低位を示しています。東と西で綺麗に分かれており、先進的な西欧、後進的な東欧がはっきりみられます。Lは「第1次産業就業者割合」が該当します。
不適です。
不適です。
適切です。
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階級区分図による出題です。高位と低位それぞれの値から、「なぜそうなっているか」を理解するようにしましょう。自然環境や社会環境等、多角的に物事を見る出題傾向が多い特徴があります。
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03
人口密度:K 外国生まれの人口の割合:J 第1次産業就業者割合:L
この組合せが最も地理的な特徴と一致します。
● 人口密度=K
Kは中央ヨーロッパ(ドイツ・ポーランド・チェコなど)が濃い一方、フィンランドやノルウェーは薄いです。
実際に人口が密集するのは大都市が集まる中央~西部で、北欧や山岳地域はまばらです。
この分布が人口密度の実態と重なります。
● 外国生まれの人口の割合=J
Jではイギリス・スペイン・ポルトガル・北欧が濃く、東欧は薄いという対比が見られます。
移民を多く受け入れている西欧・北欧諸国の比率が高く、移民が少ない東欧で低い点が現実と合致します。
● 第1次産業就業者割合=L
Lはルーマニア・ブルガリア・ウクライナ・バルト三国など東ヨーロッパとバルカン半島が濃い一方、西欧は薄いです。
農業など第1次産業に依存する割合は、経済構造が伝統的な東欧・南東欧で高く、産業が高度化した西欧で低いという実情を反映しています。
不適切な選択肢です。
不適切な選択肢です。
適切な選択肢です。
不適切な選択肢です。
不適切な選択肢です。
不適切な選択肢です。
ヨーロッパでは、人口密度は中央~西部で高く、北部・山岳で低い、移民は西欧・北欧で多く、東欧で少ない、農業就業比率は東南部で高く、西欧で低いという三つの対照的な空間パターンが見られます。
今回の図でもその相違がはっきり示されており、各項目の特徴を押さえると正しい組合せにたどり着けます。
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