大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和4年度(2022年度)追・再試験
問94 (地理B(第5問) 問5)
問題文
飯田市の農業に興味を持ったリュウさんたちは、飯田市周辺で盛んに栽培されているリンゴとキュウリについて、長野県全体の出荷時期と出荷先を調べた。次の図は、東京および名古屋の中央卸売市場における都道府県別の入荷量の月ごとの変化を、年間の入荷量を100としたときの割合で示したものである。図中のJとKはリンゴとキュウリのいずれか、カとキは東京と名古屋のいずれかである。東京の中央卸売市場におけるリンゴの入荷割合に該当するものを、図中の①〜④のうちから一つ選べ。

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問題
大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和4年度(2022年度)追・再試験 問94(地理B(第5問) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)
飯田市の農業に興味を持ったリュウさんたちは、飯田市周辺で盛んに栽培されているリンゴとキュウリについて、長野県全体の出荷時期と出荷先を調べた。次の図は、東京および名古屋の中央卸売市場における都道府県別の入荷量の月ごとの変化を、年間の入荷量を100としたときの割合で示したものである。図中のJとKはリンゴとキュウリのいずれか、カとキは東京と名古屋のいずれかである。東京の中央卸売市場におけるリンゴの入荷割合に該当するものを、図中の①〜④のうちから一つ選べ。

- ①
- ②
- ③
- ④
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題は、長野県産のリンゴとキュウリが東京と名古屋の中央卸売市場にいつ、どのくらいの割合で出荷されているかを示すグラフを読み解くものです。特に、長野県が全国の出荷量のうちどの程度の割合を占めているか、そして年間を通してその割合がどのように変動するかに注目することで、それぞれのグラフがリンゴ、キュウリ、東京、名古屋のどれに該当するかを判断します。
不適当です。
不適当です。
適切です。
不適当です。
【覚えておくポイント】
農産物の旬(出荷時期): 品目によって出荷時期が大きく異なるため、グラフの月ごとの変動パターンから品目を特定できることがあります。(例:リンゴは秋〜冬、キュウリは夏中心に年間を通して)
主要産地と消費地の関係: 特定の農産物の主要産地から、主要な消費地(大都市の中央卸売市場など)への出荷は盛んになります。地理的な距離や市場の規模も影響します。
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02
東京市場でのリンゴ入荷割合は③です。
図Jがリンゴ、キが東京を示しています。
リンゴ特有の秋‐冬の増加は見られますが、構成県がほぼ2県しかなく、巨大市場である東京の多様さと合いません。
むしろ中京圏向けと考えられます。
Kは月を通じて複数県が重なり、夏に最盛期を迎える作型です。
これはハウス栽培も含めて広域で供給されるキュウリの動きに一致し、リンゴではありません。
Jは秋から冬に大きく伸び、夏に落ち込む典型的なリンゴの季節曲線です。
キのグラフは灰色(出荷量1位=青森県)のほかに細い層が多く、需要規模が大きい東京が全国各地からリンゴを集める姿と一致します。
長野県の比重もある程度確保され、実際の取扱構成と近いことから東京市場と判断できます。
Kはリンゴではなくキュウリです。
夏に最大となり、冬は小さくなっています。
東京のリンゴの条件を満たしません。
リンゴは収穫期が秋で、冬まで貯蔵出荷が続くため、年間カーブは秋‐冬が高く夏が低い形になります。
東京の中央卸売市場は全国最大規模で、青森県を中心に多数の産地が入り交じるのが特徴です。
図③はこの二つのポイントを満たしており、東京市場のリンゴ入荷割合に最も適しています。
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