大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和5年度(2023年度)本試験
問65 (日本史B(第6問) 問6)

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問題

大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和5年度(2023年度)本試験 問65(日本史B(第6問) 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

修学旅行をひかえたカヅキさんは、「旅」をキーワードに調べ学習をした。学習の過程で作成した次の資料を読んで、後の問いに答えよ。(資料は、一部省略したり、書き改めたりしたところもある。)

旅行の変化に関するメモ

〈戦前〉生きるための旅からレジャーの旅へ
・生きるための旅・・・d 炭鉱労働者、行商人、巡礼者
e 訪日客誘致を目的にジャパン・ツーリスト・ビューロー設立(1912年)

〈戦後〉レジャーの旅の拡大
f 博覧会などのイベント開催→旅行活性化=地域活性化が期待される
・海外旅行:海外渡航の自由化(1964年)→g アジアの新興国への旅行が増大

下線部fに関連して、カヅキさんは、沖縄国際海洋博覧会に関する複数の新聞を調べて、次の見出し一覧を作成した。そこから読み取れることに関して述べた後の文a~dについて、最も適当なものの組合せを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

見出し一覧
・1975年に「沖縄海洋博」 復帰記念し大々的に(1971年3月)
・豊かな沖縄へのきっかけに 知事が談話(1972年5月)
・海洋博基地脱却 東洋のハワイめざす(1973年3月)
・沖縄経済パンクさせるな 物価高あおる海洋博(1973年3月)
・「沖縄の心」は揺れ動いている 「本土の人たちの祭り」「景気浮揚の起爆剤に」(1975年7月)
・海洋博2か月 観光客は増えても本土の資本が吸いあげ(1975年9月)
・海洋博が去った沖縄 倒産・失業だけが残った 聞こえてくる本土への恨み節 基地居座り「戦後」は続く(1976年9月)

a  海洋博の開催は、沖縄がアメリカ施政権下にあった時期から検討されていた。
b  海洋博の開催の検討は、沖縄の施政権が日本に返還されてから始まった。
c  海洋博の開幕で観光客が増えると、海洋博による沖縄の景気回復を歓迎する論調が優勢になった。
d  海洋博の開幕で観光客が増えた後も、経済的な利益を得ているのは本土の企業であると、沖縄では不信感が募った。
  • a・c
  • a・d
  • b・c
  • b・d

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