大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和5年度(2023年度)追・再試験
問67 (地理B(第1問) 問2)
問題文
次の図2は、図1中のある河川の流域Aを示したものであり、次の図2中のcとdを結ぶ線は、流域Aを流れる河川の主な流路を示したものである。また、後の文章は、流域Aについて説明したものであり、空欄( F )には、後の文カとキのいずれかが当てはまる。河川の流れる方向と空欄( F )に当てはまる文との組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
流域Aを流れる河川のように、河川が海洋には到達せず、湖や湿地に流れ込むものを内陸河川とよぶ。流域Aの下流にある湖には、雨季に上流で降った雨水が流入する。内陸河川の流域では環境問題が生じやすく、流域Aでは( F )が問題になっている。
( F )に当てはまる文
カ 人口の急増に伴う過伐採や過放牧による砂漠化の進行
キ 地下水路を用いた灌漑(かんがい)農業による水資源の枯渇

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問題
大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和5年度(2023年度)追・再試験 問67(地理B(第1問) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
次の図2は、図1中のある河川の流域Aを示したものであり、次の図2中のcとdを結ぶ線は、流域Aを流れる河川の主な流路を示したものである。また、後の文章は、流域Aについて説明したものであり、空欄( F )には、後の文カとキのいずれかが当てはまる。河川の流れる方向と空欄( F )に当てはまる文との組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
流域Aを流れる河川のように、河川が海洋には到達せず、湖や湿地に流れ込むものを内陸河川とよぶ。流域Aの下流にある湖には、雨季に上流で降った雨水が流入する。内陸河川の流域では環境問題が生じやすく、流域Aでは( F )が問題になっている。
( F )に当てはまる文
カ 人口の急増に伴う過伐採や過放牧による砂漠化の進行
キ 地下水路を用いた灌漑(かんがい)農業による水資源の枯渇

- 河川の流れる方向:cからd F:カ
- 河川の流れる方向:cからd F:キ
- 河川の流れる方向:dからc F:カ
- 河川の流れる方向:dからc F:キ
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この過去問の解説 (1件)
01
正答は「河川の流れる方向:dからc F:カ」
この問題は、サハラ砂漠南縁の半乾燥地域であるサヘルの、砂漠化の進行についての理解を求められています。
人口増加による木々の伐採や、放牧による草地の減少により、サハラ砂漠が南へと拡大しています。
そのため、内陸湖であるチャド湖はその面積を減少させています。
チャド湖には南側からいくつかの河川が流れ込んでいます。乾燥帯であるサハラ砂漠から河川が流入することは考えられないので、湖内の対流は南から北へと向かいます。
対流が北から南になっているので誤答です。
Fに当てはまる文が間違っています。
カナートとはサハラ砂漠などの中緯度砂漠地帯において作られる地下水道です。
正答です。
チャド湖は周辺にオアシスを形成し、人口集中地域です。
砂漠化が進み、年々その面積を縮小させています。
誤答です。
Fはキではありません。
砂漠化問題、発展途上国での人口増加問題、アフリカの自然環境についての集合的な問題です。
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