大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和5年度(2023年度)追・再試験
問75 (地理B(第2問) 問4)

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問題

大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和5年度(2023年度)追・再試験 問75(地理B(第2問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

資源と産業に関する次の問いに答えよ。

次の図5は、いくつかの国における米の栽培カレンダーを示したものであり、①~④は、イタリア、インドネシア、コートジボワール、チリ*のいずれかである。コートジボワールに該当するものを、図5中の選択肢のうちから一つ選べ。
*中南部。
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この過去問の解説 (1件)

01

コートジボワールに当たるのは 「②」 です。

選択肢1. ①

4〜5月ごろに作付けし、10〜11月に収穫する1期作のみです。

温帯の夏作型で、北半球南ヨーロッパに見られる栽培暦です。
→イタリアの稲作に相当します。

選択肢2. ②

雨季の始まりに合わせて4月ごろから作付けを始め、長い生育期間を経て9〜12月に収穫する1期作型です。

赤道寄りで年較差が小さく、雨季がはっきりする西アフリカの栽培暦に合致します。
→コートジボワールの稲作暦に対応します。

選択肢3. ③

年間を通じて温暖・多雨で、作付けと収穫を3回繰り返す3期作です。

赤道近くの多雨地域で一般的です。
→インドネシア(ジャワ島など)の稲作に当たります。

選択肢4. ④

10〜12月に作付けし、翌年3〜5月に収穫する1期作です。

南半球の温帯に典型的な「反転した」夏作型です。
→南緯中緯度のチリ中南部の稲作暦です。

まとめ

コートジボワール(北緯5〜10°)南部は一回の長い雨季(4〜10月前後)が卓越し、稲作はこの雨季に合わせた1期作が主流です。

図中②はちょうどこの雨季に作付け・収穫が集中しており、降水量パターンと整合します。

 

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