大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和5年度(2023年度)追・再試験
問78 (地理B(第3問) 問1)

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問題

大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和5年度(2023年度)追・再試験 問78(地理B(第3問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

日本の人口や都市について、ユミさんたちが行った探究に関する次の問いに答えよ。

まず、ユミさんたちは、日本の人口動態や人口構成の特徴を世界と比較しながら考えた。次の図1は、日本を含む4つの国における1970年と2010年の年齢別人口構成を示したものである。また、後の資料1は、図1の国における出生率・死亡率の変化を示した4枚のカードと、それに関することがらをユミさんがメモしたものであり、カードA~Cは、図1中のア~ウのいずれかである。ア~ウとA~Cとの正しい組合せを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
問題文の画像
  • ア:A  イ:B  ウ:C
  • ア:A  イ:C  ウ:B
  • ア:B  イ:A  ウ:C
  • ア:B  イ:C  ウ:A
  • ア:C  イ:A  ウ:B
  • ア:C  イ:B  ウ:A

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この過去問の解説 (1件)

01

出生率・死亡率の変化のパターンをカード(A~C)に読み取り、図1の人口ピラミッド(ア~ウ)と照合すると、最も適当な組合せは
「ア:A イ:C ウ:B」 です。

 

 

【カード】

A

1960年代に出生率・死亡率とも非常に高いです。

死亡率がやや下がる一方、出生率の低下は遅く、両者の差が依然大きいです。

 

B

出生率が1960年代半ばから急激に低下し、2010年代には20‰前後になっています。

死亡率は一貫して10‰前後の低水準です。

 

C

出生率は1960年代から緩やかに低下して15‰前後になります。

死亡率も当初から低く、両者の差が小さいです。

 

 

【人口ピラミッド】

(1970年は裾が極端に広い「多産多死型」、2010年も若年人口が厚い)

典型的な開発途上国の初期段階を示しています。

 

(1970年段階で逆ピラミッドに近く、2010年はさらに少子高齢化)

先進国型です。

 

(1970年は裾広がりだがアほどではなく、2010年には急速に若年層が細り中年層が厚い)

急速な人口転換途中です。

選択肢1. ア:A  イ:B  ウ:C

誤りです。

選択肢2. ア:A  イ:C  ウ:B

正しい組み合わせです。

選択肢3. ア:B  イ:A  ウ:C

誤りです。

選択肢4. ア:B  イ:C  ウ:A

誤りです。

選択肢5. ア:C  イ:A  ウ:B

誤りです。

選択肢6. ア:C  イ:B  ウ:A

誤りです。

まとめ

・アは出生率が長く高水準で死亡率も高かったカードAの変化と合致。

・イは早期に低出生・低死亡を達成したカードC型。

・ウは出生率が急落したカードB型と一致。
したがって 「ア:A イ:C ウ:B」 が正答となります。

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