大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和5年度(2023年度)追・再試験
問79 (地理B(第3問) 問2)
問題文
ハヤトさんは、国際的な人の移動によっても人口が変化することに注目し、いくつかの国における社会増加率の推移を調べ、日本と比較した。次の図2は、いくつかの国における社会増加率の推移を示したものであり、①~④は、日本、フランス、ベトナム、メキシコのいずれかである。日本に該当するものを、図2中の選択肢のうちから一つ選べ。

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問題
大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和5年度(2023年度)追・再試験 問79(地理B(第3問) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
ハヤトさんは、国際的な人の移動によっても人口が変化することに注目し、いくつかの国における社会増加率の推移を調べ、日本と比較した。次の図2は、いくつかの国における社会増加率の推移を示したものであり、①~④は、日本、フランス、ベトナム、メキシコのいずれかである。日本に該当するものを、図2中の選択肢のうちから一つ選べ。

- ①
- ②
- ③
- ④
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この過去問の解説 (1件)
01
日本に当たるのは②です。
1960年代前半に社会増加率が6%近くまで急上昇し、その後も2000年代に再び5%前後の高い値を示しています。
高度成長期以降も継続してまとまった入国がある国としては、旧植民地からの移民・難民を多く受け入れたフランスが最もよく当てはまります。
1950年代から一貫して±1%以内の小さな変動にとどまり、近年はわずかにプラスに転じています。
戦後の引き揚げ・海外移住期を除けば大規模な流入出がなく、近年は外国人労働者の受け入れがわずかに増えている日本の特徴と一致します。
1950年代から社会増加率がマイナスで、1990年代−5%近くへ達するまで漸減します。
長年にわたり大量の国外流出(主にアメリカ合衆国への移民)を続けてきたメキシコが該当します。
1970年代までは0付近でしたが、1975〜80年に-5%に急落し、その後ゆるやかに回復しています。
1975年のサイゴン陥落後に大量の難民が海外へ流出したベトナムの動きそのものです。
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