大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和5年度(2023年度)追・再試験
問94 (地理B(第5問) 問5)
問題文
セイラさんたちは、資料1に示した「自然災害への対策」について、須崎市周辺でみられる津波への対策事例の写真とその目的を次の資料3にまとめた。津波への対策の目的として下線部に誤りを含むものを、資料3中の下線部①~④のうちから一つ選べ。

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問題
大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和5年度(2023年度)追・再試験 問94(地理B(第5問) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)
セイラさんたちは、資料1に示した「自然災害への対策」について、須崎市周辺でみられる津波への対策事例の写真とその目的を次の資料3にまとめた。津波への対策の目的として下線部に誤りを含むものを、資料3中の下線部①~④のうちから一つ選べ。

- ①
- ②
- ③
- ④
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この過去問の解説 (1件)
01
誤りは①です。
水門は津波が川へ逆流するのを防ぐために閉める設備であり、周辺住民が中へ避難する施設ではありません。
津波時にはゲートを閉じて海水の遡上を遮断し、堤内地への浸水を抑えます。
人が内部へ避難する機能は想定されていません。
津波が押し寄せる際にゲートを閉鎖して海側からの高波を遮り、陸側の建物被害を減らすことが目的です。
過去の津波到達地点を示し、後世へ被害の記憶を伝えることで防災意識を高めます。
高台まで間に合わない住民が緊急に上階へ避難し、津波の水位より高い場所で安全を確保できるようにしています。
須崎市周辺では、
・遮水設備(水門・堤防)で物理的に津波の浸入を防ぐ
・石碑で災害の経験を伝承し、避難階段などで迅速な避難を確保する
といった多重の津波対策が取られています。
その中で、水門の役割を「避難場所」とする記述だけが実際の目的とは合致しません。
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