大学入学共通テスト（公民） 過去問
令和4年度（2022年度）追・再試験
問24 (現代社会（第4問） 問3)

消費税は、間接的に税を徴収されるため、間接税にあたります。

バブル崩壊後、財政改革の一環で歳出の見直しが進みましたが、一貫して継続していたわけではありません。

歳出総額の大半が公債費などで占められている状態を「財政の硬直化」といいます。

プライマリーバランスについて、2010年以降、赤字幅が大きくなっています。

租税を直接納税者から徴収する直接税と、それ以外の方法で徴収する間接税の二つの方式のうち消費税は間接税に属します。

従って、不正解です。

1990年代後半、長引く不況への対策として、政府は、赤字国債の発行等大幅な歳出拡大による財政政策で不況克服を図りました。

従って、不正解です。

政府の度重なる財政政策の結果、歳出の多くが公債の元本、利息の返済に当てられ、政策が行き詰まる悪循環となっています。これを「財政の硬直化」と呼びます。

従って、正解です。

政府の度重なる財政政策の結果、歳出の多くが公債の元本、利息の返済に当てられ、政策が行き詰まる悪循環となっており、歳入と歳出の均衡を保つプライマリーバランスが黒字化せずに現在に至ります。

従って、不正解です。