大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和4年度(2022年度)追・再試験
問47 (倫理(第3問) 問1)

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問題

大学入学共通テスト(公民)試験 令和4年度(2022年度)追・再試験 問47(倫理(第3問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章は、授業で、人間の「賢さ」について先生が問題提起したものである。人間はなぜ「ホモ・サピエンス(賢いヒト)」と呼ばれるのだろうか。自然界において、人間が高度な知性を持っていることは確かであり、そのことは人間の自然に対する関係に端的に現れる。近代科学のa 機械論的自然観は、人間を自然の支配者とみなす考え方を強めた。また、人間は古来、自然の本能のままに生きるのではなく、国家や社会を通じて生きる存在と定義されてきた。
しかし、近代の思想家はこうした人間の知性を手放しで礼賛したわけではない。b モラリストの中には、自然における人間の位置付けを謙虚に見つめ直す思想家もいた。他方、c 人間の自然状態の考察から出発して国家や社会を論じる思想家も現れた。こうした思想家たちの姿勢を参考に、人間の賢さの意味を問い直す必要がある。

下線部aに関して、機械論的自然観に関連する人物についての説明として最も適当なものを、回答選択肢のうちから一つ選べ。
  • ガリレイは、自然を数学の言葉で書かれた書物になぞらえて、観察や実験を用いずに理論を探求した。
  • ニュートンは、天空の物体にも地上の物体にも普遍的に当てはまる万有引力の法則を発見した。
  • デカルトは、人間の精神も含めて、自然界の全てのものは数量化可能な物質的な存在であると考えた。
  • コペルニクスは、地動説を唱えることで、当時の教会の教える世界観が宇宙の仕組みを正確に反映していることを示した。

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