大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和5年度(2023年度)追・再試験
問2 (現代社会(第1問) 問2)

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問題

大学入学共通テスト(公民)試験 令和5年度(2023年度)追・再試験 問2(現代社会(第1問) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

高校生のサエキさんとシミズさんは、大学の公開授業に参加した。授業のテーマは「武力紛争から読み解く冷戦後の国際政治」だった。このテーマに関して、次の問いに答えよ。

サエキさんは、大学の先生が「武力紛争には政治体制の問題が関係することもある」と話していたのを思い出した。各国の政治体制の特徴に関する記述として最も適当なものを、次の回答選択肢のうちから一つ選べ。
  • イギリスでは、上院が下院に優越する原則が確立している。
  • 日本では、国会による憲法改正の発議は、衆議院と参議院それぞれの総議員の過半数の賛成があれば行うことができる。
  • アメリカでは、連邦議会は任期中であっても、大統領の決定により解散されることがある。
  • 中国では、全国人民代表大会が共産党の指導の下で運営されている。

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この過去問の解説 (1件)

01

各国の政治制度についての設問です。

選択肢1. イギリスでは、上院が下院に優越する原則が確立している。

適切な選択肢ではありません。イギリスの議会は下院が優位です。よって、上院と下院の記述が逆です。

選択肢2. 日本では、国会による憲法改正の発議は、衆議院と参議院それぞれの総議員の過半数の賛成があれば行うことができる。

適切な選択肢ではありません。日本国憲法第96条1項には「各議院の総議員の3分の2以上の賛成」によって国会が発議をすると書かれています。よって、過半数の賛成ではありません。

選択肢3. アメリカでは、連邦議会は任期中であっても、大統領の決定により解散されることがある。

適切な選択肢ではありません。アメリカは大統領制であり、大統領による議会の解散や議会による大統領への不信任決議を行う権限はありません。

選択肢4. 中国では、全国人民代表大会が共産党の指導の下で運営されている。

適切な選択肢です。

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