大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和5年度(2023年度)追・再試験
問28 (現代社会(第5問) 問1)

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問題

大学入学共通テスト(公民)試験 令和5年度(2023年度)追・再試験 問28(現代社会(第5問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

現代社会の授業でキタノさんは、メディア・リテラシーについて学習した。その授業で、「みなさんはどのようにメディアと付き合えばよいでしょうか」との先生の問いかけに関心をもった。そこで、キタノさんはメディアに対する私たちの関わり方を調べることにした。次の問いに答えよ。

はじめにキタノさんは、自分たちとメディアはどのような関係にあるか調べ始めた。その例として、先日行われた選挙報道が具体例になるのではないかと考え、先生に質問に行った。次の会話文中の(ア)には後のa・bの記述のいずれかが、(イ)には後のc・dの語句のいずれかが、(ウ)には後のe・fの語句のいずれかが入る。ア~ウに入るものの組合せとして最も適当なものを、後の回答選択肢のうちから一つ選べ。

キタノ:主権者として選挙のときは、立候補者などの政策をきちんと調べ比較して、投票先を決めることは当然だと思います。ただし、実際はメディアの報道が、私たちの投票行動に影響を与えているような気がするのですが、どうでしょうか。
先生:良いところに気が付きましたね。例えばAさんとBさんが立候補している選挙区でメディアが世論調査を行い、その結果を受けて、「A候補、支持層を広げ当選の勢い」と報じたとき、その記事を見た有権者はどのような投票行動をとると思いますか。
キタノ:( ア )と考える有権者はA候補に投票すると思います。比例区に同一順位で重複立候補した小選挙区の候補者が( イ )の高い順に復活当選する日本の衆議院選挙のような場合を除いて、小選挙区制では得票第一位の候補者しか当選しないから、小選挙区制ではなおさらA候補に投票しようとすると思います。
先生:それは、世論調査で優勢とされた候補者への支持が拡大するバンドワゴン(勝ち馬)効果と言われているものですね。反対に「B候補、苦戦中」という記事を見たら、有権者はどのような投票行動をとると思いますか。
キタノ:「B候補がかわいそうだ。頑張ってほしい」と考える有権者は、B候補に投票するような気がします。
先生:このメディアの影響は、世論調査で劣勢とされた候補者への支持が増加するアンダードッグ効果(判官びいき)と呼ばれています。説明してきた二つの効果のうち、( ウ )が強く働くと、世論調査と実際の選挙結果が入れ替わることもあり得そうですね。
キタノ:よく分かりました。では次に、私たちはどのくらいメディアを信用しているかを調べてみたいと思います。

アに入る記述
a  自分が投票したい候補者と異なる候補者に投票することになっても、自分の票を死票としたくない
b  自分が投票したい候補者と異なる候補者には投票したくないので、自分の票が死票となっても構わない

イに入る語句
c  得票率
d  惜敗率

ウに入る語句
e  バンドワゴン効果
f  アンダードッグ効果
  • ア ― a  イ ― c  ウ ― e
  • ア ― a  イ ― c  ウ ― f
  • ア ― a  イ ― d  ウ ― e
  • ア ― a  イ ― d  ウ ― f
  • ア ― b  イ ― c  ウ ― e
  • ア ― b  イ ― c  ウ ― f
  • ア ― b  イ ― d  ウ ― e
  • ア ― b  イ ― d  ウ ― f

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