大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和5年度(2023年度)追・再試験
問32 (倫理(第1問) 問2)

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問題

大学入学共通テスト(公民)試験 令和5年度(2023年度)追・再試験 問32(倫理(第1問) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

高校生A,B,先生が交わした次の会話を読み、後の問いに答えよ。なお、会話と問いのA,B,先生は各々全て同じ人物である。

A:この前、道を歩いていたら、お年寄りが道端にへたり込んでいて、どこか様子が変だったんだよね。声をかけた方がいいのかなって思ったんだけど、迷ってるうちに別の人が声をかけたんだ。
B:まあ、よいことをa 実践しようとしてもなかなか難しいよね。
A:でも、いつもそうなんだ。b 結果はどうあれ、よいと思ったなら行動すべきだって思っているんだけど、その場になると行動できなくて…。
B:確かに、その場面でc やるべきことはやれなかったかもしれないけど、思っただけでも立派だと思うよ。自分のことしか考えていない人もいるのに。
A:うーん。でも、行動できる人とは違うよ。どうして私は行動できなかったのかな…。
B:モヤモヤしてるねえ。あ、倫理の授業が始まるね。そういえば今日は、d と行為についての内容じゃなかったっけ?
先生:おはようございます。今日の授業は「心と行為」というテーマに沿って様々な宗教や思想の資料を読んでいきます。色々な考え方に触れて、自分の身近な事柄についても考えてみましょう。

下線部bに関連して、様々な宗教や思想における行為とその結果についての説明として最も適当なものを、次の回答選択肢のうちから一つ選べ。
  • パウロは劇的な回心を体験した後には、律法を忠実に実行したとしても、その結果得られるのは罪の自覚のみであると考えるようになった。
  • ウパニシャッド哲学では、現世における行為の結果、現世の境遇は変化していくが、それは来世の境遇に影響を及ぼすものではないと考えられた。
  • イスラームにおいては、終末が来ると人間は現世の行いに基づいて裁かれると考えられており、最後の審判を行うのはムハンマドとされている。
  • ソクラテスは、日々の対話の活動の結果、善美の事柄について、人知を超えた真理を獲得したと主張した。

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