大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和5年度(2023年度)追・再試験
問35 (倫理(第1問) 問5)

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問題

大学入学共通テスト(公民)試験 令和5年度(2023年度)追・再試験 問35(倫理(第1問) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

次の資料は、授業で先生が示したものである。Bと先生が交わした後の会話を読み、会話中のa・bに入る記述の組合せとして最も適当なものを、後の回答選択肢のうちから一つ選べ。

資料 新約聖書「ヤコブの手紙」より
私のきょうだいたち、「私には信仰がある」と言う者がいても、行いが伴わなければ、何の役に立つでしょうか。そのような信仰が、その人を救うことができるでしょうか。……信仰もまた、行いが伴わなければ、それだけでは死んだものです。

B:資料では( a )と言われていますね。
先生:そうですね。ただし、授業でも紹介したように、( b )宗教改革者ルターは、資料の「ヤコブの手紙」について、聖書内の他の文書より扱いを軽くしたことで有名です。聖書やその中の各文書とどう向き合い、どう解釈するかは、キリスト教思想において重要な問題なのですよ。
  • a 人は信仰によってのみ救われるため、信徒の生活に行いは不要である
    b  人は善行を積むことによってではなく、神への信仰によってのみ救われると主張した
  • a 行いを伴わない信仰は、何の役にも立たない
    b  人が神と結ばれるのは聖書のみによると主張しつつ、人は信仰のみによって救われると考えた
  • a 信仰が行いを伴っていなければ、その信仰は死んだものである
    b  聖書に加えて教会の伝統を重視し、教会や司祭の仲介によって人は神と結ばれるとした
  • a 行いを伴わない信仰は、人を救うことができない
    b  聖書を重視し、聖書が人々によって多様に解釈されないように、神によって聖書の翻訳は禁じられていると説いた

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