大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和5年度(2023年度)追・再試験
問36 (倫理(第1問) 問6)
問題文
資料 『ダンマパダ』より
物事は、心を先とし、心を主人とし、心によって作り出される。もし汚(けが)れた心で話したり行動したりするならば、苦はその人に付き従う。車を牽(ひ)くものの足跡に車輪がついて行くように。……もし清らかな心で話したり行動したりするならば、安楽はその人に付き従う。影が身体から離れないように。
先生:これは、行為とそれに伴う事柄について説明した仏教の資料です。
A:この資料に基づいて考えると、( a )になりそうですね。でも、心を清らかにしていくためにはどのようにしたらよいのでしょうか?
先生:例えば、授業で紹介したように仏教では( b )が勧められています。
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問題
大学入学共通テスト(公民)試験 令和5年度(2023年度)追・再試験 問36(倫理(第1問) 問6) (訂正依頼・報告はこちら)
資料 『ダンマパダ』より
物事は、心を先とし、心を主人とし、心によって作り出される。もし汚(けが)れた心で話したり行動したりするならば、苦はその人に付き従う。車を牽(ひ)くものの足跡に車輪がついて行くように。……もし清らかな心で話したり行動したりするならば、安楽はその人に付き従う。影が身体から離れないように。
先生:これは、行為とそれに伴う事柄について説明した仏教の資料です。
A:この資料に基づいて考えると、( a )になりそうですね。でも、心を清らかにしていくためにはどのようにしたらよいのでしょうか?
先生:例えば、授業で紹介したように仏教では( b )が勧められています。
- a 例えば、嘘(うそ)をつくという行為を生み出す、嘘をつこうと思う汚れた心が問題の根源であるということ
b 苦楽の両極端に偏らない生活を実践すること - a 例えば、嘘をつくという行為によって、心が汚されるという問題が引き起こされること
b 中庸を心掛けた正しい生活を実践すること - a 例えば、人を助けようという清らかな心をもって人を助けると、自分に幸福が付いて回ること
b 苦しみから離れ、快楽を追求する生活を実践すること - a 例えば、人を見捨てようという汚れた心をもって困っている人を見捨てると、自分に苦しみが付いて回ること
b 快楽から離れ、苦しみに耐える生活を実践すること
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この過去問の解説 (1件)
01
仏教の基本教義の知識や理解について問われている問題です。
a…資料に基づき、心によって作り出される行為や結果について述べている記述が正解です。
b…仏教の教えについて正しい記述を選びましょう。
b 苦楽の両極端に偏らない生活を実践すること
適当
a…適切です。嘘をつこうと思う汚れた心から、嘘をつくという行為を生み出しています。
b…適切です。仏教の中道という考え方です。
b 中庸を心掛けた正しい生活を実践すること
不適当
a…不適切です。嘘を付くという行為が心よりも先になっています。
b…不適切です。仏教では中庸ではなく中道が重視されています。
b 苦しみから離れ、快楽を追求する生活を実践すること
不適当
a…適切です。人を助けようという清らかな心から人を助けるという行動が生まれ、自分に幸福が付いて回るという結果となっています。
b…不適切です。仏教では、快楽を追求することで新たな苦しみが生まれるとされています。
b 快楽から離れ、苦しみに耐える生活を実践すること
不適当
a…適切です。人を見捨てようという汚れた心から困っている人を見捨てるという行動が生まれ、自分に苦しみが付いて回るという結果となっています。
b…不適切です。仏教では、苦しみに耐えるのではなく、坐禅・瞑想、正しい理解や慈悲の行動を通じて苦しみを乗り越える生活を実践することが推奨されています。
中道など、仏教の基本教義について理解しておきましょう。
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