大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和5年度(2023年度)追・再試験
問39 (倫理(第2問) 問1)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

大学入学共通テスト(公民)試験 令和5年度(2023年度)追・再試験 問39(倫理(第2問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

以下のⅠを読み、後の問いに答えよ。なお、会話と問いのCとDは各々全て同じ人物である。

Ⅰ 高校生CとDは、縁をめぐって次の会話を交わした。

C:この前の倫理の授業、覚えてる?仏教の縁起の説明の中で、全てのものがつながり合って存在しているという話があったよね。
D:そうだね。ただ、日本で縁という場合には、人と人との出会いやつながりという意味で使われることが多いよね。
C:縁があるとかないとか、良縁とか悪縁とか、よく言われるね。日本人は、つながりや出会いという意味合いで、縁というものを考えてきたのかな。
D:そうかもしれないね。縁があっての出会いもあれば、縁が切れての別れもあるよね。昔の日本人は、そうした人の世のあり方にa 無常を感じていたと習ったのを覚えているよ。
C:人とのつながりといえば、私は、人間関係の理想的なあり方を説いたb 近世の思想の話が好きだな。人は、一人では生きられないでしょう。そういえば、今度の芸術鑑賞の授業では、c 親子の縁の話が出てくるそうだよ。
D:親子の縁かあ…。でも、d 近代になると、今度は個の自立、家からの独立が問われてくるわけだよね。気になってきたから、色々な文献を調べてみよう。

下線部aに関して、次のア・イは、この世の無常を見つめた中世の人物についての説明であるが、それぞれ誰のことか。その組合せとして正しいものを、後の回答選択肢のうちから一つ選べ。

ア  各地を旅しながら人の世の無常を和歌に詠み、自身の寄る辺なく儚(はかな)い境地を自然の風景に重ねて表現した歌を歌集に残した。
イ  移り行く人の世や変わり行く自然の姿もともに無常であると捉え、だからこそ心動かされると、随筆の中で述べた。
  • ア:兼好(吉田兼好)  イ:世阿弥
  • ア:兼好(吉田兼好)  イ:西行
  • ア:世阿弥  イ:兼好(吉田兼好)
  • ア:世阿弥  イ:西行
  • ア:西行  イ:兼好(吉田兼好)
  • ア:西行  イ:世阿弥

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説

まだ、解説がありません。