大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和6年度(2024年度)本試験
問16 (現代社会(第3問) 問3)

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問題

大学入学共通テスト(公民)試験 令和6年度(2024年度)本試験 問16(現代社会(第3問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

次の場面を読み、後の問いに答えよ。

大学生のシロマさんは、家で高校生の弟と将来の夢について語り合った。弟がa 国会議員になって社会のために働きたいと言ったので、シロマさんは社会のためということなら一般のb 公務員も選択肢になることを教え、自分は地元の市役所の職員を目指すと話した。それを聞いた弟は、c 地方の政治・行政に関わる仕事も面白そうだと考えた。

下線部cに関して、日本の地方公共団体の議会、首長、有権者に関する制度の記述として最も適当なものを、次のうちから一つ選べ。
  • 地方議会は、首長に対して不信任決議をすることができない。
  • 首長は、有権者がその解職を請求できる対象に含まれていない。
  • 有権者は、地方議会議員と首長をそれぞれ別の選挙で選ぶ。
  • 有権者は、事務の監査請求を首長に対して行う。

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この過去問の解説 (1件)

01

日本の地方公共団体の議会、首長、有権者に関する制度の理解度を問われている問題です。

選択肢1. 地方議会は、首長に対して不信任決議をすることができない。

不適当

地方議会は、首長に対して不信任決議をすることができます

地方議会の議員の3分の2以上が出席して4分の3以上が賛成すると

不信任決議ができる、地方自治法178条で定められています。

選択肢2. 首長は、有権者がその解職を請求できる対象に含まれていない。

不適当

首長は、有権者がその解職を請求できる対象に含まれています

有権者の3分の1以上の署名があれば、首長の解職を請求することができます。

選択肢3. 有権者は、地方議会議員と首長をそれぞれ別の選挙で選ぶ。

適当

地方議会議員と首長は、有権者によりそれぞれ別の選挙で選ばれます。

これを二元代表制と言います。

選択肢4. 有権者は、事務の監査請求を首長に対して行う。

不適当

有権者は、事務の監査請求を監査委員に対して行います。

有権者の50分の1以上の署名があれば、事務の監査請求をすることができます。

まとめ

内閣と地方公共団体の議会、首長、有権者に関する制度の違いをチェックしておきましょう。

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