給水装置工事主任技術者の過去問
平成27年度(2015年)
給水装置の概要 問49

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

給水装置工事主任技術者試験 平成27年度(2015年) 給水装置の概要 問49 (訂正依頼・報告はこちら)

給水管の接合及び継手に関する次の記述の(   )内に入る語句の組み合わせのうち、適当なものはどれか。

① 硬質塩化ビニルライニング鋼管のねじ接合には、( ア )継手を使用しなければならない。
② ステンレス鋼鋼管の主な継手には、伸縮可とう式継手と( イ )継手がある。
③ 硬質ポリ塩化ビニル管の主な接合方法は、接着剤によるTS接合とゴム輪による( ウ )接合がある。
④ 架橋ポリエチレン管の主な継手には、メカニカル式継手と( エ )継手がある。
  • ア:管端防食  イ:スライド式  ウ:RR  エ:熱融着式
  • ア:金属    イ:プレス式   ウ:EF  エ:熱融着式
  • ア:金属    イ:スライド式  ウ:EF  エ:電気融着式
  • ア:管端防食  イ:プレス式   ウ:RR  エ:電気融着式

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

①について、ライニング鋼管の継手接合は、ねじ接合が一般的であり、継手の種類としては、管端防食継手、樹脂コーティング管継手、外面樹脂被覆継手等があります。

②について、ステンレス鋼管の継手接合は、伸縮可とう式継手、プレス式継手、圧縮式継手等があります。

③について、硬質塩化ビニル管の継手接合は、接着剤を用いたTS継手、ゴム輪形継手(RR)、メカニカル継手を使用します。

④架橋ポリエチレン管の継手接合は、メカニカル継手と継手本体に電熱線等の発熱体を埋め込んだ電気式熱融着継手があります。

答えは【4】です。

参考になった数33

02

【解答:4】
ア:管端防食
給水管の内面にライニングを施されている管であっても、ねじ接合部や管端部は腐食しやすい部分です。
そのため、腐食防止として、管端防食継手あるいは管端防食コアにより適切な防錆措置を施す必要があります。

イ:プレス式
ステンレス鋼管には、主に伸縮可とう式継手とプレス式継手があります。
伸縮可とう式継手は地中埋設管用、プレス式は屋内配管用として主に使用されます。

ウ:RR
硬質ポリ塩化ビニル管の主な接合方法は、接着剤によるTS接合とゴム輪によるRR接合があります。
TS接合は主として、13mm〜40mmまでの給水管に使用されます。
RR接合は主として50mm以上の場合に使用されますが、排水管に使用されることが多く、TS接合と使い分けがされています。

エ:電気融着式
架橋ポリエチレン管の主な継手には、メカニカル式継手と電気融着式継手があります。
メカニカル式は、継手に管を差込み、ナット・バンド・スリーブなどを締め付け、脱管防止および水密性を確保する継手、またはOリングなどを使用することによって、水密性を確保する接合法になります。
電気融着式は継手自体に電熱線などの「発熱体」を組み込んだ融着接合可能な継手を用いた接合法になります。

したがって、答えは【4】となります。

参考になった数20