給水装置工事主任技術者の過去問
平成27年度(2015年)
給水装置の概要 問48
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問題
給水装置工事主任技術者試験 平成27年度(2015年) 給水装置の概要 問48 (訂正依頼・報告はこちら)
給水管に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
- 波状ステンレス鋼管は、変位吸収性を有しているため、耐震性に富むとともに、波状部において任意の角度を形成でき、継手が少なくてすむ等の配管施工の容易さを備えている。
- 耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管は、90°C以下の給湯配管に使用できる。この管は、金属管と比べ温度による伸縮量が大きいため、配管方法によってその伸縮を吸収する必要がある。
- ポリブテン管は、高温時でも高い強度を持ち、しかも金属管に起こりやすい浸食もないので温水用配管に適している。なお、この管は、架橋ポリエチレン管に比べ、管に傷がつきにくく、運搬や施工に際しての取扱いは容易である。
- 銅管には、硬質銅管と軟質銅管があるが、現場での手曲げ配管には適していない。軽量で柔軟性があり、耐寒性能があることから寒冷地の配管に多く使われている。
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この過去問の解説 (2件)
01
(2)記述の性質の給水管は耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管のことです。記述に誤りがあります。
(3)ポリブデン管と架橋ポリエチレン管は、ほとんど同様の性能ですが、架橋ポリエチレン管のほうが固く丈夫であるため、記述に誤りがあります。
(4)銅管は施工性に富んでおり、手曲げ配管も可能です。
また、硬質のものは凍結には弱いですが、軟質のものは耐寒性能があります。記述には誤りがあります。
答えは【1】です。
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02
選択肢1:正しい。記述ととおりです。
選択肢2:誤り。
『耐衝撃』性硬質ポリ塩化ビニル管ではなく、『耐熱』性硬質ポリ塩化ビニル管であるため、誤りです。
選択肢3:誤り。
ポリブデン管、架橋ポリエチレン管どちらも同様に、傷がつきやすく運搬及び施工には注意が必要です。
選択肢4:誤り。
銅管は手曲げ配管に適しています。
また硬質銅管は凍結に弱いとされていますが、比べて、軟質銅管は凍結に対して強い性質をもっています。
したがって、答えは【1】となります。
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