給水装置工事主任技術者の過去問
令和2年度(2020年)
給水装置施工管理法 問57

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問題

給水装置工事主任技術者試験 令和2年度(2020年) 給水装置施工管理法 問57 (訂正依頼・報告はこちら)

給水装置工事における施工管理に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
  • 道路部掘削時の埋戻しに使用する埋戻し土は、水道事業者が定める基準等を満たした材料であるか検査・確認し、水道事業者の承諾を得たものを使用する。
  • 工事着手に先立ち、現場付近の住民に対し、工事の施工について協力が得られるよう、工事内容の具体的な説明を行う。
  • 配水管からの分岐以降水道メーターまでの工事は、あらかじめ水道事業者の承認を受けた工法、工期その他の工事上の条件に適合するように施工する必要がある。
  • 工事の施工に当たり、事故が発生し、又は発生するおそれがある場合は、直ちに必要な措置を講じた上で、事故の状況及び措置内容を水道事業者及び関係官公署に報告する。

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この過去問の解説 (1件)

01

給水装置工事における施工管理の適切な方法に関する理解を試すものです。

特に、工事の実施における安全性、協力関係の確立、規定や法律の遵守などが重要なポイントとなります。

選択肢1. 道路部掘削時の埋戻しに使用する埋戻し土は、水道事業者が定める基準等を満たした材料であるか検査・確認し、水道事業者の承諾を得たものを使用する。

不適切です。(正解)

埋戻し土道路管理者が定める基準等を満たした材料であるかを検査・確認し、道路管理者の承諾を得たものを使用します

選択肢2. 工事着手に先立ち、現場付近の住民に対し、工事の施工について協力が得られるよう、工事内容の具体的な説明を行う。

適切です。

工事着手前に現場付近の住民に対して工事内容の説明を行い、協力を得ることは適切です。

これは、地域社会との良好な関係を築き、トラブルを防ぐ上で重要な手順です。

選択肢3. 配水管からの分岐以降水道メーターまでの工事は、あらかじめ水道事業者の承認を受けた工法、工期その他の工事上の条件に適合するように施工する必要がある。

適切です。

配水管からの分岐以降の工事に関して、水道事業者の承認を受けた工法や工期、その他の条件に従って施工する必要があることは正しいです。

これは、工事の安全性と品質を保証するための重要な規定です。

選択肢4. 工事の施工に当たり、事故が発生し、又は発生するおそれがある場合は、直ちに必要な措置を講じた上で、事故の状況及び措置内容を水道事業者及び関係官公署に報告する。

適切です。

工事中に事故が発生した場合、または発生する可能性がある場合には、直ちに必要な措置を講じ、その状況と措置内容を水道事業者及び関係官公署に報告することは、安全管理上非常に重要です。

これは、事故の迅速な対応と透明性の確保に資するものです。

まとめ

給水装置工事における施工管理に関するこの問題では、安全性の確保、地域社会との協力、規定の遵守などが重要なポイントです。

特に、事故発生時の迅速な対応や、工事の進行における地域住民との良好な関係構築が求められます。

また、道路管理者との連携や適切な工法の選択も、品質の高い工事を実施する上で欠かせない要素となります。

※道路管理者とは、

その道路の維持・管理責任を持つ機関や組織を指します。

具体的には、以下のような例が挙げられます:

1. **国道の場合**:

国道は国が管理しています。日本の場合、国土交通省や地方整備局がこの役割を担っています。

2. **都道府県道の場合**:

都道府県道は、各都道府県の地方自治体が管理しています。

具体的には、都道府県の建設部門や道路部門がこれにあたります。

3. **市町村道の場合**:

市町村道は、その地域の市町村が管理しています。

市町村の建設部門や道路部門が道路の維持・管理を行います。

※埋戻し

埋戻し作業を行う際には、これらの道路管理者の承諾を得る必要があります。

これは、道路の安全性、維持の品質を確保し、道路使用者や地域住民の安全を守るためです。

また、道路管理者は、道路の構造や条件に最も詳しいため適切な材料や方法での埋戻しが行われることを確認する役割も担っています。

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