給水装置工事主任技術者の過去問
令和5年度(2023年)
公衆衛生概論 問1

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問題

給水装置工事主任技術者試験 令和5年度(2023年) 公衆衛生概論 問1 (訂正依頼・報告はこちら)

水道施設とその機能に関する次の組み合わせのうち、不適当なものはどれか。
  • 導水施設・・・取水した原水を浄水場に導く。
  • 貯水施設・・・処理が終わった浄水を貯留する。
  • 取水施設・・・水道の水源から原水を取り入れる。
  • 配水施設・・・一般の需要に応じ、必要な浄水を供給する。
  • 浄水施設・・・原水を人の飲用に適する水に処理する。

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この過去問の解説 (2件)

01

水道施設には、それぞれ特定の役割や機能があります。以下、各選択肢について確認します。

選択肢1. 導水施設・・・取水した原水を浄水場に導く。

導水施設・・・取水した原水を浄水場に導く。

 

導水施設は、取水施設で取り入れた原水浄水場に運ぶための施設です。

パイプラインや水路、トンネルなどを利用して水を輸送します。

したがって、この組み合わせは正しいです。

選択肢2. 貯水施設・・・処理が終わった浄水を貯留する。

貯水施設・・・処理が終わった浄水を貯留する。

 

貯水施設とは、通常、原水(未処理の水)を貯留する施設を指します。例えば、ダムや調整池などが該当します。

一方、処理が終わった浄水を貯留する施設は、配水池高架水槽などの配水施設に分類されます。

したがって、「貯水施設」が「処理が終わった浄水を貯留する」という記述は誤りです。

選択肢3. 取水施設・・・水道の水源から原水を取り入れる。

取水施設・・・水道の水源から原水を取り入れる。

 

取水施設は、河川、湖沼、地下水などの水源から原水を取り入れるための施設です。

ポンプ場や取水塔などがこれに該当します。

この組み合わせは正しいです。

選択肢4. 配水施設・・・一般の需要に応じ、必要な浄水を供給する。

配水施設・・・一般の需要に応じ、必要な浄水を供給する。

 

配水施設は、浄水場で処理された水を需要者に届けるための施設です。

配水池、配水管網、加圧ポンプなどが含まれます。

一般の需要に応じて水を供給する役割を持つため、この組み合わせは正しいです。

選択肢5. 浄水施設・・・原水を人の飲用に適する水に処理する。

浄水施設・・・原水を人の飲用に適する水に処理する。

 

浄水施設は、原水を浄水するための施設であり、凝集、沈殿、ろ過、消毒などの工程を経て、水道水を作ります。

最終的に、人が安全に飲用できる水に処理するのが目的です。

この組み合わせは正しいです。

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02

各水道施設とその機能について押さえておくことが

ポイントなります。

以下、各選択肢について解説いたします。

選択肢1. 導水施設・・・取水した原水を浄水場に導く。

導水施設は取水施設を経由した原水を浄水場に

導水する施設になります。

したがって、この組み合わせは正しいです。

選択肢2. 貯水施設・・・処理が終わった浄水を貯留する。

貯水施設水道の原水を貯留する施設になります。

したがって、この組み合わせは誤りです。

選択肢3. 取水施設・・・水道の水源から原水を取り入れる。

取水施設は河川水や地下水などから原水を必要量

取り入れる施設となります。

したがって、この組み合わせは正しいです。

選択肢4. 配水施設・・・一般の需要に応じ、必要な浄水を供給する。

配水施設は浄水場で処理された浄水を必要な場所へ

供給する施設となります。

したがって、この組み合わせは正しいです。

選択肢5. 浄水施設・・・原水を人の飲用に適する水に処理する。

浄水施設は原水を人の飲用に適する水として

浄化処理する施設となります。

したがって、この組み合わせは正しいです。

まとめ

各水道施設の機能を確認しておき、誤った選択肢を

見つけ出せるようにしておきましょう。

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