看護師の過去問
第103回
午前 問7

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問題

看護師国家試験 第103回 午前 問7 (訂正依頼・報告はこちら)

閉経前と比べ閉経後に低下するホルモンはどれか。
  • 卵胞ホルモン
  • 黄体形成ホルモン〈LH〉
  • 卵胞刺激ホルモン〈FSH〉
  • 副腎皮質刺激ホルモン〈ACTH〉

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 1 です。
閉経後に低下するのは卵胞ホルモンです。

1 . 卵胞ホルモン
卵胞ホルモンとはエストロゲンとも呼ばれ、月経や妊娠出産に大きく関わります。思春期から徐々に増え、20代後半でピークになります。
閉経を迎えると急激に減少し、ホルモンバランスが崩れ更年期障害を引き起こします。

2 . 黄体形成ホルモン〈LH〉
性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン)の一種で、卵巣に作用します。黄体形成ホルモン〈LH〉によって卵胞が発育し始め、エストロゲンを分泌します。

3 . 卵胞刺激ホルモン〈FSH〉
黄体形成ホルモン〈LH〉と同じ性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン)の一種です。

4 . 副腎皮質刺激ホルモン〈ACTH〉
下垂体前葉ホルモンの一種です。

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02

正解は1です。

1.閉経後は卵巣の機能が停止するため、卵巣から分泌される卵胞ホルモン(エストロゲン)は低下します。

2.黄体形成ホルモンは閉経前から増加し、閉経後も分泌されます。

3.卵胞刺激ホルモンは閉経前から増加し、閉経後も分泌されます。

4.副腎皮質刺激ホルモンは閉経後に低下することはありません。

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03

正解は 1 です。

女性ホルモンには、「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモンLH)」という2つの種類があります。この二つのホルモンが分泌されることで月経が起こります。月経周期には卵胞期と黄体期があり、卵胞期には卵巣内で下垂体前葉が分泌する卵胞刺激ホルモン (FSH) の影響で卵胞が成長し、子宮内膜が厚くなります。同時に分泌を促されたエストロゲンの血中濃度が高まると下垂体前葉から黄体刺激ホルモンが分泌され、排卵が起こり黄体が形成されます。40歳を過ぎるころになると、卵巣機能の低下によって、エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌量が減少していきます。LHにも、FSHにも、それぞれに負のフィードバックがありますから、それにより、エストロゲンが分泌されないと高LH,FSHの状態になります。副腎皮質刺激ホルモンの分泌量は閉経前後で変化しません。

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