看護師の過去問
第103回
午前 問88
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問題
看護師国家試験 第103回 午前 問88 (訂正依頼・報告はこちら)
小児の痛みについて正しいのはどれか。2つ選べ。
- 新生児の痛みを把握する指標はない。
- 薬物療法よりも非薬物療法を優先する。
- 遊びは痛みに対する非薬物療法の1つである。
- 過去の痛みの経験と現在の痛みの訴えには関係がない。
- 3歳ころから痛みの自己申告スケールの使用が可能である。
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この過去問の解説 (3件)
01
1 新生児の痛みの指標は、「泣くこと」が挙げられます。
2 小児の痛みに対する治療は、病態に応じて薬物療法や非薬物療法の選択をします。どちらの治療も選択する場合もあります。
3 遊ぶことに集中することで、痛みを感じさせない効果があります。遊びは、非薬物療法の1つです。
4 過去の痛みの経験と現在の痛みの訴えには関係性があります。痛みの部位や程度など、問診から疾患が考えられる可能性があります。
5 3歳ころから痛みの表現が出来るようになるので、自己申告スケールの使用が可能です。
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02
2.小児でも、成人と同様適切に薬物療法がおこなわれます。必要な場面では薬物療法が行われ、必ずしも非薬物療法が選択されるわけではありません。
3.発達に応じた遊びは気を紛らわすことにつながります。
4.小児でも過去の痛みは記憶として残っています。過去の痛みとどうか、は言葉だけでなくとも表現できます。
5.フェイススケールなどを使用して個人差はありますが3歳頃からであれば、痛みの程度について表現することができるでしょう。
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03
2 小児用の痛み止めは成人同様に、適正な使用方法が定められております。成人と同様に、状態に応じて薬物療法や非薬物療法かを選択し、適切な治療を受けるよう考えることができます。2は不正解です。
3 気を紛らわすことができるので、遊びを行うことで痛みは緩和できます。小児科では、ぬいぐるみを検査室に常備するなどして、気をそらすような手段が用意されていることが多いです。3が正解です。
4 過去に痛かった経験があれば、現在も同じことで痛みを感じている可能性はあります。4は不正解です。
5 3歳頃からであれば、一般的には正しく言葉を理解できるようになるため、フェイススケールなどを使用し、自分の症状についてコミュニケーションをとることができます。5が正解です。
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