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看護師の過去問 第103回 午後 問181

問題

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Aちゃん(3歳0か月)は、午後から38.0℃の発熱があったが、食事は摂取でき活気があった。夜間になり、3回嘔吐したため救急外来を受診した。来院時、Aちゃんは傾眠傾向にあった。診察の結果、髄膜炎(meningitis)が疑われ、点滴静脈内注射を開始し入院した。入院時、Aちゃんは、体温38.5℃、呼吸数30/分、心拍数120/分、血圧102/60mmHgであった。
入院時のAちゃんへの対応で最も優先度が高いのはどれか。
   1 .
冷罨法を行う。
   2 .
水平仰臥位を保つ。
   3 .
意識レベルを観察する。
   4 .
大泉門の状態を観察する。
( 看護師国家試験 第103回 午後 問181 )
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この過去問の解説 (3件)

1
1 . 冷罨法を行う→発熱があり、安楽の援助としては適切です。しかし、優先度は低いため、誤りとなります。

2 . 水平仰臥位を保つ→髄膜炎の症状に嘔吐があります。入院後も嘔吐する可能性があるため、誤嚥・窒息しないよう、側臥位にするのが適切です。

3 . 意識レベルを観察する→来院時より傾眠傾向であり、髄膜炎により意識状態がさらに悪化する可能性があります。よって、頻回に観察する必要があります。

4 . 大泉門の状態を観察する→大泉門の陥没が著しいと脱水が疑われます。逆に膨らんでいれば、髄膜炎を疑います。しかし、大泉門は2歳を過ぎると完全に閉鎖するため、3歳のAちゃんには適切ではありません。

付箋メモを残すことが出来ます。
0
1.×
 骨髄炎の場合、刺激を避けることが必要なため冷罨法は積極的には行いません。優先度としても高いとは言えません。
2.×
 吐き気や嘔吐がある場合には水平仰臥位だと嘔吐時に誤嚥する危険があります。そのため、体位を調整するなら側臥位が望ましいです。
3.〇
 来院時より傾眠傾向であり、症状の悪化により意識レベルが低下する恐れがあります。そのため意識レベルの観察は重要です。
4.×
 大泉門は1歳半には閉鎖しているので観察は不要です。

0
正解は4です。

小児の髄膜炎は細菌やウイルスが血管内に侵入し、脳および脊髄を囲む髄膜に炎症をきたす疾患のことです。発熱や倦怠感、嘔吐、髄膜刺激症状などの症状が現れます。

1.誤り。発熱は継続しており、冷罨法よりも解熱剤の使用を検討する必要がある。

2.誤り。傾眠傾向のうえ嘔吐をしていることから、水平仰臥位ではなく側臥位をとります。

3.正解。傾眠傾向とあり、軽度の意識障害が出現している状態です。意識レベルおよび呼吸状態の観察を行う必要があります。

4.誤り。大泉門は1歳半〜2歳に閉鎖してしまうため、観察不能となります。乳幼児では髄膜炎の症状のひとつである頭蓋内圧亢進を、大泉門の膨隆の有無で判断する場合があります。

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