看護師の過去問
第103回
午後 問192

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問題

看護師国家試験 第103回 午後 問192 (訂正依頼・報告はこちら)

健康保険法による訪問看護サービスで正しいのはどれか。
  • サービス対象は65歳以上である。
  • 介護支援専門員がケアプランを作成する。
  • 末期の悪性腫瘍の療養者への訪問回数に制限はない。
  • 特定疾患医療受給者証を持っている者は自己負担額1割である。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.×
 訪問看護サービスに利用者の年齢制限はありません。
2.×
 健康保険法ではなく介護保険法による訪問看護サービスであれば介護支援専門員がケアプランを作成します。
3.〇
 医療保険による訪問看護の利用は本来週3回までと決められていますが、悪性腫瘍の末期の場合では訪問回数の制限はありません。
4.×
 特定疾患の場合は自己負担分の一部が公費負担となり、自己負担が軽減されます。

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02

1 . サービス対象は65歳以上である→訪問看護は介護保険と医療保険のいずれかで利用できます。介護保険では、介護認定を受け、ケアマネジャーに相談し居宅サービス計画に訪問看護を組み入れてもらうようになります。医療保険では、年齢の制限はないため、誤りとなります。

2 . 介護支援専門員がケアプランを作成する→介護保険を利用して訪問看護を受ける場合のことであるため、誤りとなります。医療保険を利用する場合は、かかりつけ医に相談し、かかりつけ医が交付した訪問看護指示書に基づき必要なサービスを受けることができます。

3 . 末期の悪性腫瘍の療養者への訪問回数に制限はない→医療保険における訪問看護の利用回数は週3回までとなっていますが、末期の悪性腫瘍に関しては回数の制限はありません。

4 . 特定疾患医療受給者証を持っている者は自己負担額1割である→自己負担は所得に応じて上限額があります。

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03

正解は3です。

1.誤り。介護保険利用による訪問看護は、介護保険第一号被保険者(65歳以上の要支援、要介護と認定された方)、介護保健第二号保険者(40歳以上65歳以下の16特定疾患により要支援、要介護と認定された方)が対象です。
一方、健康保険利用による訪問看護では年齢の制限はありません。

2.誤り。介護保険利用による訪問看護では介護支援専門員が介入し、ケアプランを作成します。
一方、健康保険利用による訪問介護では介護支援専門員の介入はありません。

3.正解。健康保険利用による訪問看護では、末期の悪性腫瘍や重症筋無力症、人工呼吸器装着者等の対象者に対して、訪問回数の制限はありません。

4.誤り。自己負担額は所得に応じて変化します。

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