看護師の過去問
第103回
午後 問193
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問題
看護師国家試験 第103回 午後 問193 (訂正依頼・報告はこちら)
Aさんは、1人で暮らしている。血管性認知症(vascular dementia)があり、降圧薬を内服している。要介護1で、週3回の訪問介護と週1回の訪問看護を利用している。最近では、Aさんは日中眠っていることが多く、週1回訪ねてくる長男に暴言を吐くようになっている。
Aさんの長男の話を傾聴した上で、訪問看護師の長男への対応で最も適切なのはどれか。
Aさんの長男の話を傾聴した上で、訪問看護師の長男への対応で最も適切なのはどれか。
- デイサービスの利用を提案する。
- Aさんを怒らせないように助言する。
- Aさん宅に行かないように助言する。
- 薬の内服介助をするように提案する。
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この過去問の解説 (3件)
01
認知症が悪化してきている可能性があり、訪問介護と訪問看護以外の社会資源の導入も検討していくことが望ましいです。そのため、デイサービスの利用を提案することは適切です。
2.×
認知症の症状として感情の起伏が激しくなったり、易怒的になることがあります。「怒らせないように」、とただ助言しても解決策になりません。
3.×
認知症の悪化の可能性があるため、行かないようにするのは適切とは言えません。
4.×
自分で内服できなくなったという情報はないため、薬の内服介助をするように提案する必要はありません。
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02
A氏は日中傾眠傾向とあります。社会との交流が無く、刺激が少ない状況は認知症症状を進行させます。デイサービスを利用し、運動や知的活動による刺激を受けることが望ましいです。
A氏の暴言は血管性認知症によるものであり、1以外の選択肢は対処として適切ではありません。
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03
2 . Aさんを怒らせないように助言する→設問から長男がAさんを怒らせるような態度をとっているか分かりませんが、血管性認知症によりAさんが暴言を吐いている可能性があります。そのため、Aさんを怒らせないように助言することは適切ではありません。
3 . Aさん宅に行かないように助言する→Aさん宅に行かないようになってしまうと、血管性認知症を悪化させてしまう可能性があります。よって、誤りとなります。
4 . 薬の内服介助をするように提案する→設問に、Aさんが降圧薬の内服を忘れているという記載はありません。設問からはAさんの暴言が問題となっていることがわかります。長男は週に1回しか訪問できていないことや、長男が内服介助することで暴言がおさまるとは考えにくいため、誤りとなります。
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