問題 このページは問題閲覧ページです。正解率や解答履歴を残すには、 「条件を設定して出題する」をご利用ください。 [ 設定等 ] 通常選択肢 ランダム選択肢 文字サイズ 普通 文字サイズ 大 文字サイズ 特大 抗甲状腺ホルモン薬の副作用はどれか。2つ選べ。 1 . 多毛 2 . 眼球突出 3 . 中心性肥満 4 . 肝機能障害 5 . 無顆粒球症 ( 看護師国家試験 第103回 午後 問207 ) 訂正依頼・報告はこちら 解説へ 次の問題へ
この過去問の解説 (3件) 3 正解は、4と5です。 抗甲状腺ホルモン薬は、主に甲状腺機能亢進症(バセドウ病)に対して使用します。抗甲状腺ホルモン薬に属する薬剤として、チアマゾール(メルカゾール)、プロピルチオウラシル(チウラジール)などが知られています。 1と3は、ステロイドホルモン薬の副作用です。 2 眼球突出は、甲状腺機能亢進症の症状の1つです。 4 抗甲状腺ホルモン薬を内服して2週間から3ヶ月以内に、肝機能障害が出現しやすいです。無症状なことが多いですが、まれに黄疸が出ることもあります。 5 頻度は低いですが、無顆粒球症が出現することがあります。感染しやすく、高熱を出しやすくなります。 参考になった この解説の修正を提案する 付箋メモを残すことが出来ます。 次の問題は下へ 1 正解は4と5です。 抗甲状腺ホルモン薬は、主に甲状腺機能亢進症(バセドウ病)に対して使用します。(メルカゾール、チウラジールなど) 1・3:ステロイドの副作用です。 2:バセドウ病の症状の一つです。 4:甲状腺ホルモンが変化する経過の中で、経度の肝機能障害が出てくることがありますが、ホルモン値が正常になるにつれて、改善していきます。自覚症状がでることはほとんどありませんが、まれに黄疸が出現することがあります。 5:発生する頻度は高くありませんが、抗甲状腺ホルモン薬の副作用の中で、最も注意が必要なのが無顆粒球症です。顆粒球が減少すると抵抗量が低下し、感染を起こしやすくなります。 参考になった この解説の修正を提案する 1 正解は 4・5です 抗甲状腺ホルモン薬は、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)の治療に使われます。複数の副作用があり、生命に関わる場合もあるため観察には注意が必要です。 1・3:多毛と中心性肥満はステロイドホルモン薬の副作用です。 2:眼球突出は甲状腺昨日更新症自体の症状なので、拮抗する作用のあるはずの薬剤の副作用としては当てはまりません。 4:肝機能障害は抗甲状腺ホルモン薬を飲み始めて2週間以上経過した頃から見られる副作用ですが、自覚症状はほとんどありません。稀に黄疸に至ることもありますが、ホルモン量が正常になるについて、改善していきます。 5:無顆粒球症は発生する頻度は高くはありませんが、感染への抵抗力に関わる副作用のため、非常に注意が必要な副作用です。 顆粒球はリンパ球と共に白血球を構成しており、この顆粒球が減少すると、外界に対する抵抗力も減少し、高熱や喉の痛みなどの炎症が引き起こされます。 参考になった この解説の修正を提案する 訂正依頼・報告はこちら 問題に解答すると、解説が表示されます。解説が空白の場合は、広告ブロック機能を無効にしてください。