看護師の過去問
第103回
午後 問208
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問題
看護師国家試験 第103回 午後 問208 (訂正依頼・報告はこちら)
胎児と胎児付属物について正しいのはどれか。2つ選べ。
- 妊娠4週では、Doppler〈ドプラ〉法で胎児心音が聴取できる。
- 妊娠12週では、胎盤が完成している。
- 妊娠24週では、胎児の呼吸様運動がみられる。
- 妊娠26週では、胎児の胎位は固定している。
- 妊娠36週では、肺胞内に十分な肺表面活性物質が分泌されている。
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この過去問の解説 (3件)
01
1:ドップラー法で胎児心音が聴取できるのは、10~12週頃です。
2:胎盤は7週頃から形成し、15~16週頃に完成します。
3:胎児の呼吸器官の形成は6週頃から始まり、28週頃には肺胞はほぼ完成します。24週頃より、呼吸様運動が見られます。胎児は胎内で実際のガス交換には関与していない呼吸様の運動をしており、この胎児の胸郭の動きのことを呼吸様運動といいます。
4:胎位とは、子宮内における胎児の位置関係のことをいいます。26週では、まだ胎児の胎位は固定していません。36~39週頃に胎位が固定され、胎動が少なくなることがありますが、陣痛開始後に胎位が変わることもあります。
5:胎児の肺は、26週頃に構造が完成し、34週頃には肺サーファクタントの産生が十分量に達して機能的に成熟します。
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02
1:Doppler〈ドプラ〉法にて胎児の心音が聴取できるようになるのは妊娠10週~12週頃からのため、この選択肢は間違いです。
選択肢にある妊娠4週の頃の胎児は2頭身のような"胎芽"と呼ばれる状態で、はっきりとしたヒトの形もしておらず、体重は1g未満と言われています。
心臓の機能も原型としての基本的な構造ができ始めた状態のため、心音が確認できるはずもありません。
超音波(エコー)検査にて胎嚢が確認でき始める時期でもありますが、個人差が大きいため、全く確認できない人もいます。
母体としてはつわりの症状が出始めたり、基礎体温の高温期が続くため、微熱感を感じ続けたりしています。
2:胎盤は母体と胎児をつなぎ、栄養素や酸素を運ぶ役割をする重要な器官です。
妊娠7週目頃から作られ始めて、15週頃に機能が完全に完成することで安定期に入るため、この選択肢は間違いです。
3:妊娠24週は妊娠中期に当たり、つわりもおさまり、胎動を感じ始める頃です。
胎児の肺は妊娠7週頃から器官の形成が始まり、24週頃にはほぼ完成します。この頃の胎児は羊水の中で目を開閉したり、手を握ったりと活発で、その中で呼吸の練習のような動きをすることもあります。
4:胎位とは、子宮に対し、胎児の頭から足先を直線で結んだ縦軸がどの方向を向いているかというのを示す言葉です。
妊娠初期から中期は羊水の量も多いため、胎児が子宮内を泳いでいるような状態となり、くるくると動きます。
確かに、回転するスペースが狭くなってくる妊娠26週には逆子(胎児の頭部が上を向いている状態)の検査をしますが、万一検査時に逆子でも妊娠30~32週、言うなれば出産直前まで動く可能性はゼロではないため、この選択肢は誤りと言えます。
5:胎児の肺機能の成熟に関わる肺サーファクタントとは、胎児の肺胞から分泌される表面活性物質のことを指します。
胎児の肺胞は羊水と肺胞液に満たされていますが、妊娠20週頃から肺サーファクタントが産出され始め、妊娠30週頃に急速に増加していきます。肺サーファクタントの増加は36週頃まで続くため、この選択肢が正解です。
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03
1 Doppler〈ドプラ〉法で胎児心音が聴取できるのは、妊娠12週頃です。
2 胎盤が完成するのは、妊娠16週頃です。この時期は、安定期に入り、つわりがおさまり、胎動を感じます。
3 胎児の肺は、妊娠24週頃に完成します。そのため、呼吸様運動がみられるようになります。
4 胎児の胎位が固定されるのは、妊娠36週から39週の頃です。出産間近の時期です。
5 肺胞内には、十分な肺表面活性物質が分泌されます。この物質を肺サーファクタンと言います。妊娠36週頃に分泌されます。
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