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看護師の過去問 第103回 午後 問212

問題

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次の文を読み、問いに答えよ。

Aさん(48歳、男性、会社員)は、8年前から高血圧症(hypertension)、脂質異常症(dyslipidemia)および労作性狭心症(angina of effort)に対して内服治療をしていた。胸部絞扼感が時々出現するため、経皮的冠動脈形成術〈PCI〉を実施することになった。Aさんは身長165cm、体重80kgである。午前9時過ぎから左橈骨動脈を穿刺し、狭窄部位である左冠状動脈にステント留置術が行われ、午前11時ころに終了した。

経皮的冠動脈形成術〈PCI〉終了後も点滴静脈内注射が継続され、抗血小板薬と抗菌薬の投与が行われた。その後、看護師はAさんの穿刺部位の出血がないことを確認した。
次に行う観察で最も注意すべき項目はどれか。
   1 .
発熱
   2 .
麻痺症状
   3 .
皮膚の黄染
   4 .
穿刺部位の感染徴候
( 看護師国家試験 第103回 午後 問212 )
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この過去問の解説 (3件)

1
正解は、2です。

1 PCI終了後に、抗菌薬の投与がされています。感染の予防目的の投与が考えられます。感染による発熱は、終了後すぐに出る症状とは言えません。

2 穿刺部位の圧迫固定により、麻痺症状が出現することがあります。PCI終了後なので、観察項目として優先度が高いです。

3 皮膚の黄染が生じるような薬剤投与や処置はしていません。

4 穿刺部位の感染徴候は、PCI終了後すぐに出現する症状ではないです。

付箋メモを残すことが出来ます。
1
正解は 2 です


1:造影剤の副作用の多くは投与直後、つまり術中に灼熱感・蕁麻疹・嘔吐・くしゃみ・喉の違和感などで現れることが多く、発熱という副作用で現れることは少ないため、この選択肢は誤りです。
投与後数時間で出現する副作用もありますが、観察優先度は選択肢2のよりは低くなります。


2:Aさんは手首という、動脈と神経が大腿よりも近い場所を穿刺しているため、神経障害の危険性が特に高くなります。
また穿刺部の安静を保つために、クッションとなる脂肪分の少ない部位に数時間の圧迫も受けていました。
神経を穿刺していないか、もしくは圧迫による神経障害が発生していないか、二重の意味で観察が必要となってくるため、麻痺症状の観察が一番優先度が高い選択肢です。


3:特に黄染が見られる可能性のある手技や治療は行なっていないため、この選択肢は誤りです。


4:設問内にてAさんがすでに止血されていることは確認できているため、穿刺部からの感染源の侵入の可能性は低いことが予測できます。もちろん清潔に保つ必要はありますが、選択肢1の副作用や2の神経障害ほど観察の優先度は高くありません。

0
正解は2です。

1:発熱は感染兆候のひとつです。抗菌薬は、予防的に投与していることが多いです。万が一、感染した場合、穿刺部の感染兆候の有無を観察することが先です。

2:穿刺部の圧迫固定により、神経障害を生じる可能性があります。

3:黄染を生じるような処置はしていないため、選択肢としては誤りです。

4:穿刺部位の感染兆候の観察は必要ですが、術直後すぐに感染することは少ないため、優先順位としては低くなります。

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