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看護師の過去問 第103回 午後 問215

問題

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次の文を読み、問いに答えよ。

Aさん(43歳、男性、会社員)は、1か月前に右頸部の腫瘤に気付き、自宅近くの診療所を受診し、大学病院を紹介された。検査の結果、Aさんは、非Hodgkin〈ホジキン〉(non-Hodgkin lymphoma)リンパ腫と診断され、縦隔リンパ節腫大による上大静脈の圧迫も確認され、化学療法導入のため入院した。Aさんは「悪性リンパ腫と言われたときにはショックだったけど、化学療法は有効であると聞いて、頑張ろうと思っている」と話す。入院時、Aさんは体温37.5℃、呼吸数18/分、脈拍84/分、血圧124/64mmHgであった。血液検査データは、赤血球302万/μl、Hb10.3g/dl、白血球6,400/μl、総蛋白7.6g/dlであった。

入院後4日。Aさんは化学療法としてCHOP療法(シクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチン、プレドニゾロン)を行うことになった。
開始前のAさんへの説明で適切なのはどれか。
   1 .
「高齢の人より副作用は少ないでしょう」
   2 .
「明日から加熱食となります」
   3 .
「3日目ころから脱毛が始まります」
   4 .
「5日目ころから口内炎ができやすくなります」
( 看護師国家試験 第103回 午後 問215 )
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この過去問の解説 (3件)

2
正解は、4です。

1 副作用の出現は、個人差があります。高齢者より副作用が少ないと断定はできないです。

2 治療から10日後くらいに、骨髄抑制が出現する場合があります。そのため、定期的に血液検査をする必要があります。骨髄抑制による易感染状態が出現した場合、加熱食にする必要があります。

3 脱毛は、治療後2週間を過ぎた頃に出現します。

4 口内炎は、治療開始後5日ごろから出現します。

付箋メモを残すことが出来ます。
0
正解は4です。

悪性リンパ腫の治療法には、化学療法、放射線治療、抗体療法、造血幹細胞移植があり、CHOP療法は悪性リンパ腫で行われている代表的な化学療法です。原則、3週間毎に行います。
CHOP療法ではステロイド剤を使用します。化学療法と聞くと、抗がん剤の副作用に目がいってしまいますが、ステロイドの副作用も大切なので、覚えておくとよいでしょう。

1:副作用はすべての方に現れるわけではなく、個人差があります。

2:抗がん剤による骨髄抑制は1~2週目に起こります。骨髄抑制による易感染状態が出現していなければ、加熱食にする必要はありません。

3:脱毛が起こるのは2~3週過ぎからです。

4:口内炎は1週目前後で出現し始めます。

0
正解は 4 です。


CHOP療法とは悪性リンパ腫に対する代表的な化学療法のひとつで、3種類の抗がん剤に副腎皮質ホルモンを加えた薬剤を投与します。
初回の投与は静脈への点滴ですが、それに併用して内服や静脈注射も行われます。


1:高齢の方よりも若い人に副作用が出やすいのが特徴です。


2:投与後10日~14日頃から白血球減少が見られますが、それより以前に加熱食にする必要はありません。


3:脱毛が現れるのは14日目以降のため、この選択肢は誤りです。


4:口内炎は4日~5日頃から現れ、10日頃まで続きます。口腔内に複数できることもしばしばあるため、食事の内容は本人の好みと痛みの程度を確認しながら、調整する必要があります。

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