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看護師の過去問 第103回 午後 問230

問題

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次の文を読み、問いに答えよ。

Aさん(32歳、男性、会社員)は、2年前にうつ病(depression)による入院歴がある。Aさんは仕事中に「新しい営業戦略を考えついた」と上司に大声でまとまりのない話を続け、止めようとすると激怒するようになった。会社から連絡を受けたAさんの両親に付き添われて精神科を受診したところ、Aさんは双極性障害(bipolar disorder)と診断され入院した。

入院後3日が経過した。Aさんは自分の病室にいることはほとんどなく、自宅や会社に頻繁に電話したり、デイルームでノートに書き続けるなど、いつも忙しそうに過ごしている。食事の時間も落ち着かず、摂取量は毎食1/3から1/4程度である。
看護師の対応で適切なのはどれか。
   1 .
Aさんの食事を介助する。
   2 .
Aさんが栄養指導を受けられるよう調整する。
   3 .
Aさんに食事の摂取量が不足している事実を伝える。
   4 .
Aさんが自分から食事をしたい気持ちになるのを待つ。
( 看護師国家試験 第103回 午後 問230 )
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この過去問の解説 (3件)

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正解:3
(解説)
「食事の時間も落ち着かない」とあることから、食事介助をしても落ち着いて食事をとれる状態ではないということ、指導をするとそれが刺激になり、かえって状態が悪化する可能性があることが考えられます。よって、選択肢1・2・4は除外されます。躁状態の際は、注意を向けてほしいものについて、淡々と事実を伝えることが必要になります。よって、正解は「3」となります。

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0
正解は3です。

1:Aさんは双極性障害であり、32歳で仕事も行っていたことより、身体的な障害はないと考えられ、介助の必要はありません。

2:Aさんは躁状態であり、栄養指導を受けられるように調整しても、その時にきちんと指導を受けられる精神状態になるとは限りません。むしろ、病識がない可能性もあるため、指導に関しても「必要ない」と拒否されることも考えられます。

3:食事の摂取量が低下している事実を伝え、食事に意識がいくように関わることは効果的であると考えられます。

4:Aさんは食事の時間も落ち着かず、摂取量も低下している状態であり、食事をしたい気分になるのは難しい状態であると考えられます。

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正解は 3 です


1:Aさんが発症している双極性障害では器質的な病態は少なく、食事介助が必要とは考えにくいです。


2・4:躁状態の時には本人が睡眠、食事などの休息を取らずとも活動できるように感じてしまうことが特徴です。
そのため、いくら栄養の必要性を説明しようと他の内容へ気が散ってしまい、忘れられ、本人が空腹感を訴えるようになる可能性は少ないため、不適切です。


3:「第三者から見て食事の摂取量が少ない」と事実を説明することは、本人に食事を取っていないことを思い出してもらう手段として、有効だと考えられます。

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