正解は 2 です
1:×
血小板は、血液1μ(ミクロン)L中に15〜40万個存在し、血管の破れた部分に集まり結合することで、傷口を塞ぎ、止血する役割を持つ成分です。
外部からのそれ以上の細菌等の侵入を防ぐという意味では、防御的な役割を担いますが、免疫機能に関与するとまではいえません。
2:○
白血球は血液1μL中4,000~9,000個ほど存在し、好中球、好酸球、好塩基球、単球、リンパ球の5種類に分かれます。
そのうち一番数の多い好中球は、体内に侵入した細菌やウィルス、有害物質などを自ら取り込んで食べることで除去します。
この作用を貪食/どんしょく作用といいます
白血球の中の5種類全てが体内の免疫系統を担う重要な成分です。
3:×
体内の酸素を血液に乗せて運搬するための成分が赤血球ですが、その赤血球は脊髄で生産されます。
骨髄の内部では「赤芽球」と呼ばれる形をとっており、それが成熟(脱核)することで赤血球となりますが、まだ赤血球になる前の未熟な段階を網赤血球(または網状赤血球)とよびます。
貧血の原因の調査や骨髄の造血能力が問題となる疾患の際に、この成分についての検査が行われます。
4:×
成熟赤血球とは、網状赤血球とは違う完全に成熟した赤血球のことです。
血液中の細胞ではありますが核を持たず、内部に鉄を含むタンパク質であるヘモグロビンを多量に含み、そのヘモグロビンと酸素が結合することで、体内に酸素を運搬する役目を持ちます。