正解は 3 です
1:×
アスピリンは抗凝固作用を目的として投与される薬剤で、梗塞系の疾患を発症した患者が服用していることが多いです。
服用中は出血傾向を表すプロトロンビン時間や、前腕等のぶつけやすい部位のあざや足先の傷の有無、歯肉からの出血などの観察が必要になりますが、血中濃度については特に言及されません。
2:×
フロセミドは利尿作用のある薬剤です。
浮腫の軽減等にも利用されるため、体内の水分が多量に減少し、低血圧を起こしたり、また尿が多量に生産されることで低カリウム血症を発症する恐れもあるため、血中濃度よりも副作用の観察が重要です。
3:○
テオフィリンは気管支拡張薬として利用されており、気管支喘息や閉塞性肺疾患の患者に使用されます。
この薬剤は薬効を発揮するために必要な濃度よりも血中濃度が高くなると、中毒症状(不整脈や消化器症状、痙攣等)を引き起こす危険性があるため、定期的な採血による血中濃度の測定が必要です。
4:×
インドメタシンは解熱鎮痛薬によく含まれている非ステロイド性の抗炎症成分です。
臨床では胃薬と同時処方されることが多く、副作用として消化管へ潰瘍を作る危険性があります。