看護師の過去問
第104回
午前 問39
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問題
看護師国家試験 第104回 午前 問39 (訂正依頼・報告はこちら)
血液の付着した注射針を廃棄する容器はどれか。
- 黄色バイオハザードマーク付きの容器
- 橙色バイオハザードマーク付きの容器
- 赤色バイオハザードマーク付きの容器
- 非感染性廃棄物用の容器
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この過去問の解説 (3件)
01
1 . ○
黄色バイオハザードマーク付きの容器が適切です。
2 . ✖️
橙色バイオハザードマーク付きの容器は血液の付着した固形物を破棄するものです。
3 . ✖️
赤色バイオハザードマーク付きの容器は血液や体液などの廃棄に使われます。
4 . ✖️
非感染性廃棄物用の容器は明らかに血液などが付着していないものを廃棄するために使われます。
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02
血液の付着したものは「感染性廃棄物」として規定されており、その中でも鋭利で回収時に刺さったりして人体に影響をおよぼす危険性のある注射針は「感染性産業廃棄物」と定義されています。
(注射針は特に扱いが厳重で、洗浄・消毒などを行い感染性が失われていたとしても、同様の扱いが必要とされています)
設問のバイオハザードマークとは、関係者がその廃棄物が感染性廃棄物であることを瞬時に見分けられるよう表示されているもので、全国共通の表示となっています。
また廃棄物の処理を委託された業者などが分類の際、わざわざ危険を犯して内容物を確認しなくても済むよう、種類によって色分けされています。
1:○
黄色のバイオハザードマークは注射針や交換後のメス刃など、鋭利なものを示すマークです。
破棄や運搬の際に突き破ったりしないよう、蓋つきの硬いプラスチック容器などに表示されていることが多いです。
もしくは廃液ドレーンや尿バック、それに付属している尿カテーテルや気管カニューレ等の、容易には分別排出が困難なものにも表示されます。
2:×
橙色のバイオハザードマークは、血液の付着した「固形物」に表示されます。
例えばガーゼ、血液の逆流した点滴チューブ(針の部分を除いたもの)、生理用ナプキン、検尿コップ等です。
3:×
赤色のバイオハザードマークは血液の付着した「液状又は泥状」のものに表示されます。
例えば手術等で除去された組織片、血液製剤のパック、血液や体液そのもの、または血清や血漿等です。
4:×
非感染性廃棄物とは、院内から出た廃棄物ではあるもののよほどのことがない限りは感染能力のないもので、通常ゴミの一般廃棄物とはまた違うものです。
例えば、空の点滴バックやテープの切れ端、血液や排泄物の付着していない紙おむつや生理用ナプキン等です。
空気に触れると感染力を失う細菌類が付着したものも含まれます。
参照
廃棄物処理法に基づく感染性廃棄物処理マニュアル-環境省
(バイオハザードマークの色についてはP19)
https://www.env.go.jp/recycle/misc/kansen-manual.pdf
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03
バイオハザードマークは3種類の色に分かれており
赤は血液など液、泥状のもの
黄は注射針、メスなど鋭利なもの
オレンジは血液が付着したガーゼなど固形状のもの
とされています。
よって正解は1 .黄色バイオハザードマーク付きの容器となります。
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