看護師の過去問
第104回
午前 問82
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問題
看護師国家試験 第104回 午前 問82 (訂正依頼・報告はこちら)
介護保険制度におけるケアマネジメントで適切なのはどれか。
- スクリーニングで介護保険の対象の可否を判断する。
- アセスメントで利用者の疾患を診断する。
- 利用者は居宅介護サービス計画書を作成できない。
- ケアサービスの提供と同時にモニタリングを行う。
- ケアマネジメントの終了は介護支援専門員が決定する。
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この過去問の解説 (3件)
01
ケアマネジメントの主な役割としては、ケアプランの作成、関係機関との連絡調整、定期的なモニタリングがあります。
1. →介護保険を利用したい場合、まず要支援・要介護認定を受けるために市区町村の介護保険担当窓口へ申請する必要があります。
その後、介護認定調査が行われた後、介護認定審査会が介護保険の対象の可否を判断します。
2. →介護支援専門員が行うアセスメントは、居宅サービス等を適切に利用できるよう、心身の状況、置かれている環境、要介護者の希望等を聴取し、生活上の支障について把握することです。
3. →居宅介護サービス計画書は、要介護者と家族の希望などを把握した上で、介護支援専門員が作成します。
5. →ケアマネジメントの終了は、利用者の入院、死亡した場合や、本人または家族からの希望があった場合に、決定されます。
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02
1.誤り。介護保険の対象の可否の判断は介護認定審査会が実施します。
2.誤り。疾患の診断は担当医師が行い、アセスメントでは利用者へ必要なサービスを提供するため、希望や身体機能、療養環境などの観察を行います。
3.誤り。居宅介護サービス計画書は利用者の希望に基づき、介護支援専門員が作成します。
4.正解。サービス提供時には、現在のサービスが適当かどうか、修正が必要かなどの評価(モニタリング)を行います。
5.誤り。本人および家族によりケアマネジメントの終了の希望をうけた場合、在宅ケアサービスに関わる職種間での話し合いが十分になされた上で決定されます。
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03
介護保険とは、加入者が保険料を支払い、介護が必要な時に認定を受けて介護サービスを受けられる制度です。
介護保険の加入者(被保険者)は、65歳以上を「第一被保険者」、40~64歳までを「第二被保険者」と区別しています。
1、介護保険の対象の否可を判断するのは、市町村に設置されている介護認定審査会です。
2、疾患の診断は医師が行います。
3、利用者やその家族がサービスを選択し、計画書を作成します。
4、現在のケアサービスが利用者に合っているかモニタリングをし、ケアの継続、修正を検討します。
5、ケアマネジメントの終了は利用者の入院、死亡の他、本人または家族の希望を考慮して決定されます。
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