正解は 1 です
1:○
タンパク質は20種類のアミノ酸で構成されており、その成分は体内で合成できない「必須アミノ酸」と合成できる「非必須アミノ酸」に分かれています。
そのタンパク質は人体の約20%を占めており、体内で合成できない原料を使ってはタンパク質も作れないため、食事で必須アミノ酸を補給するよう推奨されているのです。
2:×
タンパク質はアミノ酸が連なる長い鎖状をしているため、体内の何箇所かで順々をおって分解(消化)されますが、一番最初は胃から分泌されるペプシンによって分解されます。
そのため、この選択肢は誤りです。
唾液で分解されるのは炭水化物などに含まれる糖質、デンプンです。
3:×
上の選択肢にも記載がありますが、タンパク質はアミノ酸がいくつも連なった鎖のような形状をしており(複数の分子が結合しているため、高分子状態と表現されます)、その上アミノ酸の形もそれぞれ異なるので、そのままでは体内に吸収できません。
そのために、タンパク質が口から体内へ入ると、胃に始まり膵臓、小腸と様々な場所から分泌される消化液(酵素)により、その鎖の結合部分を断ち、吸収しやすい小さな分子へと分解されていくのです。
4:×
生体を構成する上で一番多いのは60%〜80%を占める水分です。
タンパク質はその次で、生体の約10%〜20%を占めます。
ちなみに消化を行う酵素もタンパク質の一種です。だから、あまりに高温の場所では変性してしまい、働かなくなることもあります。