看護師の過去問
第104回
午後 問169

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問題

看護師国家試験 第104回 午後 問169 (訂正依頼・報告はこちら)

放射線治療による放射線宿酔(radiation sickness)について正しいのはどれか。
  • 晩期合併症である。
  • 食欲不振が出現する。
  • 皮膚の発赤が特徴的である。
  • 症状は1か月程度持続する。

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この過去問の解説 (3件)

01

放射性宿酔症状は、照射を開始した早期に起こることがあります。このため1は誤りです。

症状には吐き気や嘔吐、全身倦怠感、頭痛などがあります。正解は 2 です。

皮膚の発赤は、放射性宿酔症状ではなく放射性皮膚炎の症状です。このため3は誤りです。

放射性宿酔の症状は約10日前後で軽快します。このため4は誤りです。

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02

正解:2 . 食欲不振が出現する。

解説:放射線宿酔とは、体内に放射線という異物が当たることによって起こる反応を指します。放射線照射の直後ないし数時間後に現れる一過性の全身反応です。胃腸症状 (吐き気、嘔吐など)、循環器症状 (頻脈、血圧低下など) 、精神神経症状 (頭痛、めまい、不安感など) がみられます。通常は、照射終了後1~2週間程度で、ほぼ治療前の状態に戻ります。

1 . 晩期合併症である。:放射線照射の直後ないし数時間後に現れます。

3 . 皮膚の発赤が特徴的である。 :皮膚の発赤や痒みは放射線皮膚炎といいます。

4 . 症状は1か月程度持続する。:通常は、照射終了後1~2週間程度で、ほぼ治療前の状態に戻ります。

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03

「放射線宿酔」とは
放射線照射を行った直後から2,3時間後に現れ、約1週間で軽快する一過性の症状です。
主な症状は吐き気、食欲不振、血圧低下、めまい、倦怠感、頭痛などがあります。
照射範囲が大きいほど発現率が高いと言われています。

正解は2です。

1.逸期ではなく、放射線治療後の早期に現れる合併症です。

2.放射線宿酔の消化器症状として、吐き気、食欲不振などが出現します。

3.皮膚の発赤、痒みなどの放射線皮膚炎は放射線療法後に出現する特徴的な症状ですが、放射線宿酔とは異なります。

4.放射線宿酔は一過性の症状なので、約1週間で軽快します。

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